昭和２３年度決算検査報告
大阪鉄道局で、昭和２０年１１月及び１２月に大阪市伊藤某に請け負わせた毛布１５，３００枚の加工に要する材料として、織物雑種（紡毛生地）１５，３００枚を交付したものがあるが、その後毛布の納入は全然ないのに、契約上の納期である２０年１２月及び２１年１月から約３箇年を経過した２４年１月本院会計実地検査当時に至つても、何らの処置をとつていなかつたので注意したところ、３月契約を解除し１２月までに弁償金５２８，５１７円のうち２１０，０００円を納付させた。
なお、右の外同局では２１年１０月大阪市鈴六商店に請け負わせたグリースの加工用原料として青ペト２，８２３瓩７、機械油２，４７６立等を交付したまま放置していたものがあつたので注意したところ、２４年４月に至つてようやく製品を納入させた。