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  • 昭和32年度|
  • 第2章 国の会計|
  • 第5節 各所管別の不当事項および是正事項|
  • 第10 労働省|
  • (労働者災害補償保険特別会計)|
  • 是正させた事項|
  • 保険

労働者災害補償保険保険料等の徴収不足を是正させたもの


(454) 労働者災害補償保険保険料等の徴収不足を是正させたもの

(款)保険収入 (項)保険料収入
(款)雑収入 (項)雑収入

 労働者災害補償保険保険料等の徴収不足については、毎年度の検査報告に掲記して適正な徴収の処置をとるよう注意してきたところであるが、昭和33年においても、北海道ほか25労働基準局において管内の407,223事業場のうち2.4%当る9,600事業場について調査した結果、保険料算定の基礎となる賃金総額が事実と相違しているため保険料および追徴金の徴収不足をきたしているものが右労働基準局のすべてに見受けられ、これを徴収決定させたものが右9,600事業場の4.5%に当る429事業場で13,807,974円あり、これを労働基準局ごとに集計すると次表のとおりである。
 このような事態を生じたのは主として事業主の賃金総額の報告に事実と相違するものがあったことによるのであるが、労働基準局においても事業主についての調査または他の関係機関との連絡を十分にする要があると認められる。

労働基準局 徴収不足 納付義務者数
保険料 追徴金

北海道

658,331

65,823

724,154

26
青森 69,440 6,943 76,383 11
岩手 489,365 48,929 538,294 12
宮城 188,805 18,876 207,681 11
秋田 97,559 9,749 107,308 13
福島 78,314 7,830 86,144 14
栃木 65,277 6,525 71,802 7
群馬 146,635 14,659 161,294 11
埼玉 91,824 9,178 101,002 12
東京 268,985 26,890 295,875 16
神奈川 214,901 21,484 236,385 16
富山 384,521 38,438 422,959 28
山梨 54,037 5,399 59,436 12
長野 197,449 19,732 217,181 22
岐阜 227,992 22,788 250,780 16
愛知 590,561 58,797 649,358 49
三重 33,903 3,389 37,292 4
兵庫 148,850 8,719 157,569 5
鳥取 69,729 6,965 76,694 12
島根 132,742 13,272 146,014 3
岡山 434,174 43,402 477,576 30
広島 10,895 1,088 11,983 4
山口 62,428 6,241 68,669 3
香川 21,270 2,122 23,392 7
福岡 7,663,945 766,359 8,430,304 78
熊本 156,771 15,674 172,445 7
12,558,703 1,249,271 13,807,974 429