(一般会計) | (組織)農林本省 | (項)チリ地震津波災害地域津波対策事業費 (項)農業施設災害関連事業費 (項)昭和35年発生農業施設災害関連事業費 (項)農業施設災害復旧事業費 (項)昭和35年発生農業施設災害復旧事業費 (項)昭和34年発生農業施設災害関連事業費 (項)昭和34年発生農業施設災害復旧事業費 |
(組織)林野庁 | (項)林道事業費 (項)山林施設災害復旧事業費 (項)昭和35年発生山林施設災害復旧事業費 | |
(組織)水産庁 | (項)漁港施設費 (項)海岸事業費 (項)漁港施設災害関連事業費 (項)漁港施設災害復旧事業費 (項)昭和35年発生漁港施設災害復旧事業費 (項)北海道漁港施設費 (項)昭和34年発生漁港施設災害復旧事業費 |
|
(国有林野事業特別会計)(治山勘定) (項)治山事業費 (項)北海道治山事業費 |
地方公共団体、土地改良区、森林組合等が施行した土地改良、治山施設、林道開設、災害復旧等の工事に対する国庫補助金または国庫負担金(以下「国庫補助金」という。)は農林水産業施設災害復旧事業費国庫補助の暫定措置に関する法律(昭和25年法律第169号)等の根拠法規に基づいて交付されるものである。昭和36年中、その経理および工事施行の状況について、全国の工事現場45,088箇所のうち北海道ほか33府県につきその6.6%に相当する2,987箇所(工事費17,938,573,797円、国庫補助金11,616,277,329円)を実地に検査したところ、農業施設においては、頭首工および水路等のコンクリート工事において玉石を中詰めとしてその表面を粗悪なコンクリートで被覆するなど工事の施行が不良ですでに漏水しているもの、護岸等の石積工事において胴込量、裏込量が設計に比べて不足しているものなどがあり、治山および林道施設においては、玉石コンクリートえん堤の施行にあたり玉石の層とコンクリートの層とに分離して打設しているもの、玉石コンクリート擁壁の施行にあたり、設計以上に玉石を多量に混入しているものなとがあり、漁港施設においては、防波堤のコンクリート工事においてコンクリートの配合が粗悪となっているもの、基礎工事において中詰捨石量が設計に比べて不足しているものなとがあり、国庫補助金を除外すべきことの判明したもので、除外すべき額1工事10万円以上のものが北海道ほか24府県(注) において104工事55,164,205円あり、このうち国庫補助金を除外すべき額1工事20万円以上のものをあげると次表のとおり64件49,251,796円である。
しかして、この種不当な事例が多数に上っているのは主として工事の施行にあたりその監督および検収が十分でなかったことによるものと認められるが、その防止のためには工程の全般をは握し少なくとも主要な工程については適期に中間検査を励行したり、必要に応じ工事用材料の検収を一層厳にしたりするなど適時に適切な処置をとる配慮が肝要と認められる。
(注) 次表に掲記した道府県のほか秋田、福井、和歌山、広島、香川各県
道府県名 | |||||||
工事 | 事業主体 | 工事費 | 左に対する国庫補助(負担)金 | 左のうち35年度までの交付済額 | 国庫補助(負担)工事費から除外すべき額 | 左に対する国庫補助(負担)金相当額 | |
うち36年度以降交付予定額中減額を要する額 | |||||||
( 154) |
北海道 釧路市桂恋漁港修築 |
北海道 |
円 5,344,208 |
円 1,781,402 |
円 1,781,402 |
円 5,344,208 |
円 1,781,402 |
突堤延長15メートルの新設にあたり、堤体はその両側壁を配合比1:2:4の水中コンクリート282立米で施行し、この間にれき132立米を充てんし、天端を配合比1:3:6のコンクリート96立米で被覆したこととしているが、実際はコンクリートはいずれも配合の悪いきわめて粗悪なもので施行したばかりでなく、つき固めも不十分なためコンクリートとしての強度が著しく低下しており、すでに堤体は全面的に破損洗掘されている状況である。 | |||||||
(155) | 北海道 | ||||||
沙流郡平取町オユンべ地内崩壊地復旧 | 北海道 | 5,985,424 | 3,990,282 | 3,990,282 | 331,000 | 220,666 | |
えん堤延長41メートルの新設にあたり、玉石コンクリートえん体566立米に使用したコンクリート373立米は配合比1:3:6で施行したこととしているが、実際は配合の悪いもので施行したばかりでなく、つき固めも不十分であったなどのため工事費331,000円相当額が出来高不足となっている。 | |||||||
(156) | 同 | ||||||
天塩郡遠別町遠別漁港修築 | 北海道 | 4,495,792 | 4,495,792 | 4,495,792 | 202,000 | 202,000 | |
導流堤延長206メートルの施行にあたり、コンクリート護岸かさ上げ229立米は配合比1:3:6のコンクリートで施行したこととしているが、実際は水洗いの不十分な骨材を使用し、配合の悪いもので施行しており、工事費202,000円相当額が出来高不足となっている。 | |||||||
(157) | 同 | ||||||
十勝郡浦幌町厚内漁港修築 | 北海道 | 15,942,001 | 15,942,001 | 15,942,001 | 730,000 | 730,000 | |
防波堤延長52メートルの新設にあたり、堤体の基礎は1個当り80キログラムから100キログラムの捨石1,707立米を中詰めとし、その両側を2トンテトラポット838個で被覆したこととしているが、実際は捨石の8割程度は規格に比べて著しく小さい1個当り40キログラムから60キログラム程度のものを使用して施行したにすぎず、工事費730,000円相当額が出来高不足となっている。 | |||||||
計 | 31,767,425 | 26,209,477 | 26,209,477 | 6,607,208 | 2,934,068 | ||
(158) | 青森県 | ||||||
南津軽郡大鰐町三ツ目内頭首工35年災害復旧 | 大鰐町 | 1,879,000 | 1,428,040 | 1,428,040 | 376,000 | 285,760 | |
井ぜき延長30メートルの復旧にあたり、付帯水路護岸擁壁57立米、土砂吐8立米計66立米のコンクリートはいずれも配合比1:3:6で施行したこととしているが、実際は配合の悪い粗悪なもので施行しているばかりでなく、冬期間の施行であるにもかかわらず養生が不十分であったため強度が著しく低下しており、すでに土砂吐の角落し支柱は倒壊流失している状況である。 | |||||||
(159) | 岩手県 | ||||||
陸前高田市小友地区海岸堤防35年災害復旧 | 岩手県 | 24,425,000 | 16,291,475 | 16,291,475 | 2,760,000 | 1,840,920 | |
堤防延長829メートルの復旧にあたり、取付水路護岸練積石垣94平米、堤防海面側の護岸練積石垣2,278平米計2,372平米は胴込コンクリート平米当り0.22立米総量521立米、裏込コンクリート0.1立米総量237立米をいずれも配合比1:3:6で施行したこととしているが、実際は練積石垣の胴込コンクリートは配合の悪い粗悪なもので半量程度を施行したにすぎず、また、裏込コンクリートは胴込コンクリートと同様粗悪なもので石垣の法長2.3メートルから3.7メートルのうち天端から70センチメートル程度までの間を施行しただけでその下部は全く施行していないなどのため工事費2,760,000円相当額が出来高不足となっている。 | |||||||
(160) | 同 | ||||||
陸前高田市小友地区防潮堤津波対策 | 岩手県 | 23,161,000 | 15,448,387 | 15,448,387 | 5,541,000 | 3,695,847 | |
防潮堤延長319メートルの復旧にあたり、捨石は1個当り50キログラム程度のもの10,422立米を施行したこととしているが、実際は捨石堤の内部に約25%の土砂を混入し7,817立米を施行したにすぎず、工事費5,541,000円相当額が出来高不足となっている。 | |||||||
(161) | 同 | ||||||
陸前高田市脇之沢漁港35年災害復旧 | 陸前高田市 | 21,920,000 | 14,620,000 | 14,620,000 | 1,172,000 | 781,724 | |
防潮堤延長140メートルの復旧にあたり、根固めは1個当り50キログラム内外の捨石1,155立米を中詰めとし、これを1個当り300キログラム以上の被覆石432立米で張立施行したこととしているが、実際は被覆石の半量程度は中詰石程度の規格外の小さいものを使用し、張立ては全く施行しておらず、工事費1,172,000円相当額が出来高不足となっている。 | |||||||
(162) | 同 | ||||||
岩手郡雫石町大地沢線林道開設 | 雫石町 | 6,652,000 | 3,326,000 | 3,326,000 | 500,000 | 250,000 | |
林道延長443メートルの開設を工事費6,652,000円で施行したこととしているが、実際は6,152,000円で施行しており、事業主体はその負担したとしている3,326,000円のうち500,000円を負担していない。 | |||||||
(163) | 同 | ||||||
岩手郡雫石町外桝沢水路34年災害復旧 | 雫石町 | 2,829,000 | 2,422,370 | 2,422,370 | 470,000 | 407,150 | |
水路延長192メートルの復旧にあたり、練積石垣981平米は胴込コンクリート平米当り0.17立米総量166立米を施行したこととしているが、実際は半量程度を施行したにすぎず、工事費470,000円相当額が出来高不足となっている。 | |||||||
計 | 78,987,000 | 52,108,232 | 52,108,232 | 10,443,000 | 6,975,641 | ||
(164) | 宮城県 | ||||||
伊具郡丸森町大内地内明光沢崩壊地復旧 | 宮城県 | 2,634,129 | 1,756,086 | 1,756,086 | 2,015,347 | 1,343,564 | |
玉石コンクリートえん堤の新設にあたり、第1号えん堤および第2号えん堤はそれぞれ配合比6.5:3.5の玉石コンクリート206立米および83立米を中詰めとし、これを配合比1:3:6のコンクリート厚さ20センチメートル64立米および29立米で被覆したこととしているが、実際は両えん堤とも玉石コンクリートは玉石を多量に使用し玉石の層と粗悪なコンクリートの層とに分離して打設し、その表面を配合比1:3:6のコンクリート厚さ20センチメートルから25センチメートル程度でそれぞれ72立米および33立米で被覆したにすぎず、玉石コンクリートとしての強度が著しく低下している。 | |||||||
(165) | 新潟県 | ||||||
新井市上平丸地内35年災害荒廃地復旧 | 新潟県 | 1,025,000 | 683,333 | 683,333 | 1,025,000 | 683,333 | |
えん堤延長15メートルの新設にあたり、玉石コンクリートえん体135立米は配合比7:3で施行したこととしているが、実際は下部98立米は玉石76立米を中詰めとし、これをコンクリート厚さ40センチメートル程度総量22立米で被覆し、また、上部36立米は玉石を多量に使用し玉石の層と配合の悪い粗悪なコンクリートの層とに分離して打設しているばかりでなく、玉石の一部に軟弱な砂岩を投入している状況で玉石コンクリートとしての強度が著しく低下している。 | |||||||
(166) | 同 | ||||||
十日町市八箇地内崩壊地復旧 | 新潟県 | 2,360,000 | 1,573,333 | 1,573,333 | 315,000 | 209,999 | |
えん堤延長24メートルの新設にあたり、えん体の上部117立米は配合比1:3.4:6.8のコンクリートで、下部168立米は配合比7:3の玉石コンクリートで施行したこととしているが、実際はいずれも配合の悪いコンクリートを使用し上部117立米および下部のうち25立米は配合比6:4程度の玉石コンクリートで、また、下部のうち142立米は配合比4:6程度の玉石コンクリートで施行したにすぎず、工事費315,000円相当額が出来高不足となっている。 | |||||||
計 |
3,385,000 | 2,256,666 | 2,256,666 | 1,340,000 | 893,332 | ||
(167) | 石川県 | ||||||
鳳至郡穴水町大坪頭首工34年災害復旧 | 穴水町 | 715,000 | 643,500 | 643,500 | 330,000 | 297,000 | |
井ぜき延長11メートルの復旧にあたり、コンクリートえん体および水たたき42立米は配合比1:3:6で施行したこととしているが、実際は粗悪な骨材を使用しているばかりでなく玉石を多量に混入して施行したためコンクリートとしての強度が著しく低下しており、すでにえん体の各所から漏水している状況である。 | |||||||
(168) | 同 | ||||||
鳳至郡門前町箱田川水路34年災害復旧 | 門前町 | 13,824,000 | 13,132,800 | 13,037,800 | 392,000 | 372,400 (95,000) |
|
水路延長846メートルの復旧にあたり、護岸コンクリートブロック3,254平米のうち1,184平米の胴込コンクリートは平米当り0.19立米総量235立米を施行したこととしているが、実際は平米当り0.13立米程度で総量164立米を施行したにすぎないなどのため工事費392,000円相当額が出来高不足となっている。 | |||||||
計 | 14,539,000 | 13,776,300 | 13,681,300 | 722,000 | 669,400 (95,000) |
||
(169) | 山梨県 | ||||||
塩山市下小田原雲平水路34年災害復旧 | 塩山市 | 4,927,000 | 4,434,300 | 3,990,600 | 514,000 | 462,600 (443,700) |
|
水路延長293メートルの復旧にあたり、練積石垣1,305平米のうち延長143メートル746平米は平米当り胴込コンクリート0.18立米総量134立米、裏込ぐり石0.4立米総量298立米を施行したこととしているが、実際は胴込コンクリートおよび裏込ぐり石はいずれも半量程度を施行したにすぎず、工事費514,000円相当額が出来高不足となっている。 | |||||||
(170) | 同 | ||||||
韮崎市上円井船久保頭首工34年災害復旧 | 韮崎市 | 7,354,000 | 6,618,600 | 6,618,600 | 4,349,175 | 3,914,257 | |
井ぜき延長30メートルの復旧にあたり、えん体は配合比5:5の玉石コンクリート148立米を控45センチメートルの練石張り205平米で被覆し、水たたきは配合比1:3:6のコンクリート148立米をえん体と同様に練石張り165平米で被覆し、また、導水路く体96立米は配合比1:2:4の鉄筋コンクリートで施行したこととしているが、実際は玉石コンクリートは玉石を多量に使用し玉石の層と粗悪なコンクリートの層とに分離して打設し、また、練石張りの胴込コンクリート、水たたきおよび導水路のコンクリートはいずれも配合の悪い粗悪なもので施行したにすぎないためコンクリートとしての強度がいずれも著しく低下しており、すでに導水路のく体にき裂を生じている状況である。 | |||||||
(171) | 山梨県 | ||||||
北巨摩郡白州町濁川林道34年災害復旧 | 白州町 | 8,103,000 | 6,993,200 | 6,993,200 | 455,000 | 392,224 | |
林道延長702メートルの復旧にあたり、路側練積石垣1,000平米は胴込コンクリート平米当り0.18立米総量180立米を施行したこととしているが、実際は0.12立米程度で総量120立米を施行したにすぎず、また、橋りょう延長36メートルのコンクリート橋脚3基118立米は配合比1:3:6で施行したこととしているが、実際は粗悪な骨材を使用した配合の悪いコンクリート48立米を中詰めとし、これをコンクリート厚さ25センチメートル程度で総量70立米を巻き立てたにすぎないなどのため工事費455,000円相当額が出来高不足となっている。 | |||||||
(172) | 同 | ||||||
中巨摩郡白根町駒場水路34年災害復旧 | 白根町 | 4,280,000 | 3,710,100 | 3,710,100 | 247,000 | 211,116 | |
水路延長204メートルの復旧にあたり、水路および沈砂池の練積石垣および練石張り1,568平米のうち1,206平米の胴込コンクリートはそれぞれ平米当り0.12立米および0.17立米総量162立米を、また、沈砂池の練積石垣183平米の裏込ぐり石は平米当り0.3立米総量54立米を施行したこととしているが、実際は胴込コンクリートはいずれも平米当り0.08立米程度で総量96立米を、裏込ぐり石は平米当り0.1立米程度で総量18立米を施行したにすぎず、工事費247,000円相当額が出来高不足となっている。 | |||||||
(173) | 同 | ||||||
東山梨郡勝沼町打越水路34年災害復旧 | 勝沼町 | 1,622,000 | 1,459,800 | 1,459,800 | 427,000 | 384,300 | |
水路延長175メートルの復旧にあたり、練積石垣565平米およびから積石垣193平米はいずれも控35センチメートルの雑割石を使用し、練積石垣は胴込コンクリート平米当り0.18立米総量101立米を施行したこととしているが、実際は石積みの施行はいずれも粗雑で、胴込コンクリートは半量程度を施行したにすぎず、工事費427,000円相当額が出来高不足となっている。 | |||||||
(174) | 同 | ||||||
東山梨郡勝沼町山比久尼頭首工34年災害復旧 | 勝沼町 | 3,454,000 | 3,108,600 | 3,108,600 | 250,000 | 225,000 | |
井ぜき延長30メートルの復旧にあたり、木工沈床の方格材729本は末口12センチメートル、長さ2.4メートルの生松丸太を使用し、また、護岸練積石垣531平米の裏込コンクリートは平米当り0.2立米総量106立米を施行したこととしているが、実際は方格材は末口9センチメートル程度のものを使用し、練積石垣の裏込コンクリートは平米当り0.15立米程度で総量79立米を施行したにすぎず、工事費250,000円相当額が出来高不足となっている。 | |||||||
計 | 29,740,000 | 26,324,600 | 25,880,900 | 6,242,175 | 5,589,497 (443,700) |
||
(175) | 岐阜県 | ||||||
恵那市大日頭首工34年災害復旧 | 恵那市 | 1,566,000 | 1,409,400 | 1,350,000 | 976,075 | 878,467 (59,400) |
|
井ぜき延長20メートルの復旧にあたり、えん体は配合比3:7の玉石コンクリート53立米を中詰めとし、これを配合比1:3:6のコンクリートで厚さ平均35センチメートル総量39立米で被覆し、水たたきは配合比1:3:6のコンクリートで厚さ50センチメートル総量64立米を施行したこととしているが、実際はえん体および水たたきは玉石83立米を中詰めとしこれを配合の悪い粗悪なコンクリート74立米で被覆したにすぎないため、すでにえん体および水たたきの各所から漏水している状況である。 | |||||||
(176) | 同 | ||||||
恵那市西洞第1水路34年災害復旧 | 恵那市 | 4,543,000 | 3,553,880 | 3,553,880 | 939,000 | 741,966 | |
水路延長378メートルの復旧にあたり、練積石垣1,246平米は胴込コンリート平米当り0.17立米総量211立米を施行し、床止工14箇所の玉石コンクリート45立米は配合比3:7で施行したこととしているが、実際は練積石垣の胴込および床止工のコンクリートは水洗いの不十分な骨材を使用した粗悪なもので施行し、また、胴込コンリートは3分の1程度で総量74立米を施行したにすぎないなどのため工事費939,000円相当額が出来高不足となっている。 | |||||||
(177) | 同 | ||||||
揖斐郡春日村香六水路34年災害復旧 | 春日村 | 2,242,000 | 2,017,800 | 2,017,800 | 404,000 | 363,600 | |
水路延長150メートルの復旧にあたり、基礎コンクリートは上幅、下幅とも50センチメートル、高さ平均35センチメートル総量26立米、その上部の練積石垣570平米は胴込コンクリート平米当り0.2立米総量114立米をいずれも配合比1:3:6で施行したこととしているが、実際はコンクリートは現場付近で採取したかき込砂利を使用した配合の悪い粗悪なもので施行しているばかりでなく、基礎コンクリートは上幅、下幅ともに25センチメートル、高さ平均25センチメートル程度で総量9立米、胴込コンクリートは半量程度を施行したにすぎないなどのため工事費404,000円相当額が出来高不足となっている。 | |||||||
(178) | 岐阜県 | ||||||
揖斐郡坂内村林道浅又線34年災害復旧 | 坂内村 | 7,154,000 | 6,324,266 | 6,324,266 | 967,000 | 870,300 | |
林道延長377メートルの復旧にあたり、練積石垣1,712平米は胴込コンクリート平米当り0.18立米から0.23立米総量329立米、合端モルタルは0.01立米総量17立米を施行したこととしているが、実際は胴込コンクリートは配合の悪い粗悪なもので半量程度を施行したにすぎず、合端モルタルは全く施行していないなどのため工事費967,000円相当額が出来高不足となっている。 | |||||||
(179) | 同 | ||||||
揖斐郡徳山村ヘリボキ水路34年災害復旧ほか44 | 徳山村 | 14,574,000 | 13,116,600 | 12,672,100 | 3,850,000 | 3,465,000 (444,500) |
|
水路延長140メートルの復旧ほか44工事を工事費14,574,000円で施行したこととしているが、実際は国庫補助金を下回る11,729,785円で施行しており、事業主体はその負担したとしている1,457,400円を全く負担していないばかりでなく1,386,815円の剰余を生ずることとなっている。また、前記工事のうち揖斐郡徳山村喜民平頭首工34年災害復旧工事ほか23工事は護岸練積石垣の法長が不足していたり、胴込コンクリートが不足していたりしているなどのため工事費1,005,785円相当額が出来高不足となっている。 | |||||||
(180) | 同 | ||||||
郡上郡美並村講和第1水路34年災害復旧 | 美並村 | 8,824,000 | 7,941,600 | 7,941,600 | 753,000 | 677,700 | |
水路延長980メートルの復旧にあたり、練積石垣674平米の基礎玉石コンクリート382立米は配合比3:7で施行したこととしているが、実際は玉石を多量に使用した玉石コンクリート219立米を中詰めとし、これをコンクリート厚さ20センチメートル程度総量163立米で被覆したにすぎず、また、練積石垣674平米は裏込コンクリート平米当り0.25立米総量168立米を施行したこととしているが、実際は半量程度を施行したにすぎないなどのため工事費753,000円相当額が出来高不足となっている。 | |||||||
(181) | 岐阜県 | ||||||
郡上郡大和村栃尾第3頭首工34年災害復旧 | 大和村 | 1,420,000 | 1,278,000 | 1,278,000 | 709,413 | 638,471 | |
井ぜき延長13メートルの復旧にあたり、玉石コンクリートえん体106立米は配合比3:7で施行したこととしているが、実際は玉石42立米を中詰めとしこれを粗悪な玉石コンクリート45立米と配合比1:3:6のコンクリート18立米とで厚さ40センチメートル程度被覆したにすぎず、玉石コンクリートとしての強度が著しく低下している。また、付帯護岸練積石垣182平米および水たたきの練石張り114平米計297平米はいずれも胴込コンクリート平米当り0.18立米総量53立米を施行したこととしているが、実際は半量程度を施行したにすぎない。 | |||||||
(182) | 同 | ||||||
益田郡金山町高屋頭首工35年災害復旧 | 金山町 | 1,554,000 | 1,010,100 | 1,010,100 | 1,019,920 | 662,948 | |
井ぜき延長19メートルの復旧にあたり、えん体および水たたき126立米は配合比1:3:6のコンクリートで施行し、右岸練積石垣護岸105平米の胴込コンクリートは平米当り0.17立米総量17立米を施行したこととしているが、実際はえん体78立米は玉石58立米を中詰めとしこれを粗悪なコンクリート厚さ20センチメートル程度総量20立米で被覆し、水たたき47立米は配合の悪い粗悪なコンクリートに多量の玉石を混入して施行したにすぎないため、すでにえん体および水たたきの内部に通水している状況であり、また、練積石垣の胴込コンクリートは全く施行していない。 | |||||||
(183) | 同 | ||||||
益田郡小坂町連合頭首工35年災害復旧 | 小坂町 | 3,345,000 | 1,962,719 | 988,500 | 2,654,182 | 1,601,408 (974,219) |
|
井ぜき延長56メートルの復旧にあたり、えん体393立米は配合比3:7の玉石コンクリートで、護岸練積石垣232平米は胴込コンクリート平米当り0.12立米総量27立米を施行したこととしているが、実際は玉石コンクリートは玉石を多量に混入しているばかりでなく、コンクリートの充てんが不十分なため空げきを生じていてすでにえん体の大部分が破壊流失している状況であり、また、護岸練積石垣の胴込コンクリートは右岸側167平米は3分の1程度を施行したにすぎず、左岸側64平米は全く施行していない。 | |||||||
(184) | 同 | ||||||
益田郡馬瀬村深母頭首工35年災害復旧 | 馬瀬村 | 4,060,000 | 2,890,310 | 2,890,310 | 3,414,000 | 2,399,340 | |
井ぜき延長54メートルの復旧にあたり、えん体493立米は配合比4:6の玉石コンクリートで、導水路舗装10立米および護岸練積石垣377平米の胴込コンクリート65立米はいずれも配合比1:3:6のコンクリートで、魚道は配合比1:2:4の鉄筋コンクリートで施行したこととしているが、実際はコンクリートはいずれも現場付近で採取したかき込砂利を使用した配合の悪い粗悪なもので施行したため、コンクリートの強度が著しく低下しているばかりでなく、えん体の玉石コンクリートは玉石を多量に使用しており、すでにえん体延長15メートル程度は浸しょく破壊され残余の堤体内部に通水している状況であり、また、護岸練積石垣の胴込コンクリートは22立米程度を施行しているにすぎない。 | |||||||
計 | 49,282,000 | 41,504,675 | 40,026,556 | 15,686,590 | 12,299,200 (1,478,119) |
||
(185) | 三重県 | ||||||
度会郡南勢町相賀浦漁港34年災害復旧 | 南勢町 | 3,203,000 | 3,132,534 | 3,132,534 | 410,000 | 400,980 | |
防波堤延長69メートルの復旧にあたり、堤体の根固めとして1,200キログラムの被覆捨石150立米を投入し165平米の捨石ならしを施行したこととしているが、実際は被覆石を単に投入しただけでならしは全く施行しておらず、工事費410,000円相当額が出来高不足となっている。 | |||||||
(186) | 京都府 | ||||||
宮津市元田井海岸堤防34年災害復旧 | 宮津市 | 8,024,000 | 7,759,208 | 7,759,208 | 796,000 | 769,732 | |
堤防延長258メートルの復旧にあたり、堤体の練積ブロック677平米は平米当り胴込コンクリート0.3立米総量203立米、裏込ぐり石0.5立米総量338立米を施行したこととしているが、実際は胴込コンクリートは0.15立米程度で総量101立米、裏込ぐり石は4分の1程度で総量81立米を施行したにずぎないなどのため工事費796,000円相当額が出来高不足となっている。 | |||||||
(187) | 同 | ||||||
北桑田郡京北町弾正頭首工35年災害復旧 | 京北町 | 4,307,000 | 3,833,840 | 3,833,840 | 1,987,575 | 1,746,357 | |
井ぜき延長25メートルの復旧にあたり、玉石コンクリートえん体186立米に使用したコンクリート141立米、護岸延長87メートルの植石コンクリート23立米および練積石垣147平米の胴込コンクリート平米当り0.18立米総量26立米は、いずれも配合比1:3:6で施行したこととしているが、実際は現場付近で採取したかき込砂利を使用した配合の悪いもので施行し、つき固めも不十分であったためコンクリートとしての強度が著しく低下しているばかりでなく、えん体内部に空げきを生じているためすでにえん体の数箇所から漏水しており、また、胴込コンクリートは目地程度を施行したにすぎないためすでにほとんどはく離し、築石の合端から相当量の水が流出している状況である。 | |||||||
(188) | 京都府 | ||||||
与謝郡伊根町本庄漁港34年災害復旧 | 伊根町 | 13,888,000 | 13,514,752 | 13,514,752 | 714,000 | 695,781 | |
防波堤延長40メートルの復旧にあたり、コンクリートブロック68個849立米および場所打コンクリート530立米はいずれも配合比1:3:6のコンクリートで施行したこととしているが、実際は粗悪な骨材を使用した配合の悪いもので施行したにすぎないなどのため工事費714,000円相当額が出来高不足となっている。 | |||||||
計 | 26,219,000 | 25,107,800 | 25,107,800 | 3,497,575 | 3,211,870 | ||
(189) | 奈良県 | ||||||
宇陀郡菟田野町ハツカ谷水路34年災害復旧 | 菟田野町 | 4,119,500 | 3,748,745 | 3,748,745 | 231,000 | 210,210 | |
水路延長235メートルの復旧にあたり、護岸擁壁365立米、床止工1箇所15立米、落差工3箇所117立米計498立米はいずれも配合比1:3:6のコンクリートを使用したぐり石コンクリートで施行したこととしているが、実際はコンクリートは粗悪な骨材を使用した配合の悪いもので施行しているなどのため工事費231,000円相当額が出来高不足となっている。 | |||||||
(190) | 同 | ||||||
宇陀郡榛原町赤埴乙水路34年災害復旧 | 榛原町 | 2,189,900 | 1,970,910 | 1,970,910 | 473,000 | 425,700 | |
水路延長435メートルの復旧にあたり、練積石垣1,196平米は胴込コンクリート平米当り0.1立米総量119立米を施行したこととしているが、実際は平米当り0.025立米程度で総量29立米を施行したにすぎず、工事費473,000円相当額が出来高不足となっている。 | |||||||
(191) | 同 | ||||||
宇陀郡御杖村小原谷水路34年災害復旧 | 御杖村 | 5,070,000 | 4,730,955 | 4,730,955 | 527,336 | 506,242 | |
水路延長194メートルの復旧にあたり、うち延長40メートルの擁壁65立米および2号床止付帯護岸29立米はいずれも配合比3:7のぐり石コンクリートで施行したこととしているが、実際は擁壁はぐり石34立米を中詰めとし、その表面を配合の悪い粗悪なコンクリート厚さ12センチメートル程度総量31立米で被覆し、また、付帯護岸もぐり石17立米を中詰めとし粗悪なコンクリート総量11立米で被覆したにすぎないなどのためいずれもぐり石コンクリートとしての強度が著しく低下している。 | |||||||
(192) | 奈良県 | ||||||
宇陀郡御杖村高見川水路34年災害復旧 | 御杖村 | 9,074,000 | 8,562,489 | 8,562,489 | 529,864 | 508,669 | |
水路延長389メートルの復旧にあたり、第1号床止工堤体延長11メートルは基礎岩盤を50センチメートルから1.5メートル総量15立米掘さくし、これに高さ1.5メートルの堤体24立米を配合比4:6の玉石コンクリートで施行したこととしているが、実際は岩盤掘さくは7立米を施行しただけで堤体中央部約4メートルの間は岩盤がなかったのにあったこととして堤高を一律に1.4メートルで22立米を施行したにすぎないため、すでに床止基礎からその上流部河床の土砂が流出し、このため河床が約1.5メートル低下している状況で床止としての効用を全く失っているばかりでなく、本件床止から上流1号帯工までの間の延長48メートル高さ2.6メートルの左岸玉石コンクリート擁壁86立米は河床が低下したため基礎が洗掘され、うち中間部18メートル32立米はその基礎を岩盤上に30センチメートル程度切り込み施行することとなっていたが、この区間には岩盤がなかったのにあったこととして施行したためすでに陥没破壊している状況である。 | |||||||
(193) | 同 | ||||||
宇陀郡御杖村北京2号水路34年災害復旧 | 御杖村 | 6,074,000 | 5,831,040 | 5,831,040 | 238,000 | 228,480 | |
水路延長320メートルの復旧にあたり、水路擁壁433立米、落差工側壁77立米計511立米はいずれも配合比3:7のぐり石コンクリートで施行したこととしているが、実際は配合比5:5程度で施行したにすぎず、工事費238,000円相当額が出来高不足となっている。 | |||||||
(194) | 同 | ||||||
宇陀郡室生村不動頭首工34年災害復旧 | 室生村 | 1,323,000 | 1,230,390 | 1,116,000 | 222,000 | 206,460 (114,390) |
|
井ぜき延長15メートルの復旧にあたり、えん体125立米、水たたき70立米、護岸54立米計250立米はいずれも配合比1:3:6のコンクリートを使用したぐり石コンクリートで施行したこととしているが、実際はコンクリートは粗悪な骨材を使用した配合の悪いもので施行しており、工事費222,000円相当額が出来高不足となっている。 | |||||||
(195) | 奈良県 | ||||||
吉野郡黒滝村長瀬頭首工34年災害復旧 | 黒滝村 | 1,100,600 | 990,540 | 990,540 | 296,546 | 266,891 | |
井ぜき延長24メートルの復旧にあたり、えん体164立米の玉石コンクリートは配合比5:5で施行したこととしているが、実際は上部87立米は床掘りの硬岩32立米程度を中詰めとし、これを粗悪な玉石コンクリート厚さ30センチメートル程度総量29立米で被覆し、さらにその表面を配合の悪いコンクリート厚さ20センチメートル程度総量25立米で巻き立てたにすぎず、玉石コンクリートとしての強度が著しく低下しており、すでにえん体の各所から漏水している状況である。 | |||||||
計 | 28,951,000 | 27,065,069 | 26,950,679 | 2,517,746 | 2,352,652 (114,390) |
||
(196) | 鳥取県 | ||||||
倉吉市余戸谷町明源寺頭首工34年災害復旧 | 倉吉市 | 6,996,000 | 6,296,400 | 6,296,400 | 238,000 | 214,200 | |
井ぜき延長89メートルの復旧にあたり、付帯護岸の練積石垣563平米は胴込コンクリート平米当り0.12立米総量67立米を施行したこととしているが、実際は全く施行しておらず、工事費238,000円相当額が出来高不足となっている。 | |||||||
(197) | 同 | ||||||
西伯郡大山町福尾下井手頭首工34年災害復旧 | 大山町 | 5,767,000 | 5,190,300 | 2,830,500 | 256,000 | 230,400 (230,400) |
|
井ぜき延長60メートルの復旧にあたり、水たたきは配合比3:7の玉石コンクリートで厚さ80センチメートル総量278立米を施行したこととしているが、実際はうち120立米は玉石82立米を中詰めとし、その上部をぐり石コンクリート厚さ25センチメートル程度総量37立米で被覆したにすぎず、工事費256,000円相当額が出来高不足となっている。 | |||||||
(198) | 同 | ||||||
東伯郡関金町泰久寺頭首工34年災害復旧 | 関金町 | 3,401,000 | 3,060,900 | 3,060,900 | 293,000 | 263,700 | |
井ぜき延長53メートルの復旧にあたり、えん体226立米および水たたき133立米は配合比3:7の玉石コンクリートで施行し、付帯護岸練積石垣139平米は胴込コンクリート平米当り0.12立米総量16立米を施行したこととしているが、実際はえん体は配合の悪いコンクリートを使用した配合比5:5程度の玉石コンクリート198立米を中詰めとし、これをコンクリート厚さ10センチメートル程度総量28立米で被覆し、水たたきはうち下部66立米程度をえん体と同程度の玉石コンクリートで施行し、その表面を厚さ25センチメートル程度のコンクリートで被覆したにすぎず、また、護岸139平米は目地をモルタルで被覆しただけで胴込コンクリートは全く施行しておらず、工事費293,000円相当額が出来高不足となっている。 | |||||||
(199) | 鳥取県 | ||||||
東伯郡東伯町八反田頭首工34年災害復旧 | 東伯町 | 7,769,000 | 6,992,100 | 6,992,100 | 1,379,183 | 1,241,264 | |
井ぜき延長135メートルの復旧にあたり、三面張水路154立米は配合比1:3:6のコンクリートで、また、水路の水路台擁壁262立米は配合比2:8の玉石コンクリートで施行したこととしているが、実際はコンクリートは粗悪な骨材を使用した著しく配合の悪いもので施行しているばかりでなく、水路台擁壁の玉石コンクリートは玉石を多量に使用した配合比5:5程度の粗悪なもので施行したためコンクリートの強度が低下しており、すでに水路の側壁および水路台擁壁の各所から漏水している状況である。 | |||||||
(200) | 同 | ||||||
八頭郡八東町山崎頭首工34年災害復旧 | 八東町 | 1,838,000 | 1,654,200 | 1,654,200 | 252,300 | 227,070 | |
井ぜき延長30メートルの復旧にあたり、水路護岸練積石垣116平米は胴込コンクリート平米当り0.12立米総量14立米を施行し、また、その下部表面のL型根固玉石コンクリート42立米は配合比4:6で施行したこととしているが、実際は練積石垣のうち根固工で被覆された58平米およびその上部19平米の胴込コンクリートは目地程度を施行したにすぎずから積み同様となっており、また、根固玉石コンクリートは玉石を積み重ね、これをコンクリート厚さ7センチメートルから12センチメートル程度総量12立米で被覆したにすぎないためすでに数箇所から漏水している状況である。 | |||||||
計 | 25,771,000 | 23,193,900 | 20,834,100 | 2,418,483 | 2,176,634 (230,400) |
||
(201) | 山口県 | ||||||
大津郡三隅町堅田頭首工34年災害復旧 | 三隅町 | 806,000 | 725,400 | 523,900 | 673,376 | 606,038 (201,500) |
|
井ぜき延長44メートルの復旧にあたり、えん体54立米は配合比4:6の玉石コンクリートで、水たたき34立米および阻水壁等52立米計86立米はいずれも配合比1:3:6のコンクリートで施行したこととしているが、実際はえん体は配合の悪い粗悪なコンクリートに玉石を多量に混入しているばかりでなくコンクリートの充てんが不十分なため空げきが多く、また、水たたきおよび阻水壁等はえん体同様の粗悪なコンクリートでつき固めも不十分なため、いずれもコンクリートとしての強度が著しく低下している。 | |||||||
(202) | 徳島県 | ||||||
海部郡海南町林道樫木屋線開設 | 徳島県 | 7,000,000 | 3,500,000 | 3,500,000 | 564,000 | 282,000 | |
林道延長799メートルの開設にあたり、延長73メートルの擁壁122立米は配合比6:4の玉石コンクリート99立米を中詰めとしこれを厚さ10センチメートルのコンクリート23立米で被覆したこととしているが、実際は配合の悪い粗悪なコンクリートに玉石を多量に混入しているばかりでなくつき固めも不十分なため擁壁内部に多くの空げきを生じている状況で玉石コンクリートとしての強度が著しく低下している。 | |||||||
(203) | 同 | ||||||
三好郡西祖谷山村林道松尾川線35年災害復旧 | 徳島県 | 1,665,256 | 1,082,416 | 1,082,416 | 925,256 | 601,416 | |
林道延長84メートルの復旧にあたり、延長28メートルの4号擁壁75立米および延長34メートルの5号擁壁121立米は、いずれも配合比6:4の玉石コンクリート53立米および90立米を中詰めとし、その表面をそれぞれ厚さ10センチメートルのコンクリート21立米および31立米で被覆したこととしているが、実際は4号擁壁は玉石を多量に使用した配合の悪い玉石コンクリート40立米を粗悪なコンクリート21立米で被覆し、また、5号擁壁のうち29立米は玉石27立米を積み重ね、その前面を配合の悪い粗悪なコンクリート2立米で被覆し、残部は4号擁壁と同様に配合の悪い玉石コンクリート46立米を中詰めとし、これを粗悪なコンクリート12立米で被覆したにすぎないなどのため玉石コンクリートとしての強度が著しく低下している。 | |||||||
(204) | 同 | ||||||
海部郡由岐町阿部漁港34年災害復旧 | 由岐町 | 20,690,250 | 19,943,312 | 19,943,312 | 895,000 | 862,714 | |
防波堤延長100メートルの復旧にあたり、うち30メートルは1個当り100キログラム程度の中詰石1,221立米を4トンのテトラポット968個で被覆したこととしているが、実際は中詰石は916立米程度を施行したにすぎないばかりでなく、テトラポットのすえ付けが粗雑で、そのかみ合せが不十分で工事費895,000円相当額が出来高不足となっている。 | |||||||
計 | 29,355,506 | 24,525,728 | 24,525,728 | 2,384,256 | 1,746,130 | ||
(205) | 愛媛県 | ||||||
上浮穴郡美川村日野浦地内崩壊地復旧 | 愛媛県 | 1,476,000 | 984,000 | 984,000 | 455,982 | 303,988 |
|
既設えん堤の根固工および練張水路等の施行にあたり、延長22メートルの根固玉石コンクリート48立米は配合比6:4で施行したこととしているが、実際は玉石を多量に使用しその配列も粗雑となっているばかりでなく、コンクリートは配合の悪いもので施行しつき固めも不十分なためコンクリートと玉石とが分離し、すでに浸透した水が表面から噴出している状況であり、また、梯形および弧形水路の練石張り308平米の胴込コンクリートは平米当り0.2立米総量61立米を施行したこととしているが、実際は配合の悪いもので目地程度を施行したにすぎない。 | |||||||
(206) | 高知県 | ||||||
安芸郡北川村小島地内崩壊地復旧 | 高知県 | 1,727,766 | 1,151,844 | 1,151,844 | 313,000 | 208,666 | |
護岸延長101メートルの新設にあたり、護岸361立米は配合比7:3の玉石コンクリートで施行したこととしているが、実際は配合比4:6程度で施行したにすぎず、工事費313,000円相当額が出来高不足となっている。 | |||||||
(207) | 福岡県 | ||||||
福岡市平川溜池34年災害復旧 | 福岡市 (旧元岡村) |
3,598,000 | 2,885,995 | 2,749,395 | 438,000 | 351,794 (136,600) |
|
ため池1箇所の復旧にあたり、放水路延長162メートルの底張コンクリートは幅2メートルから3メートル、厚さ20センチメートルまたは25センチメートルで総量64立米を配合比1:2:4の鉄筋コンクリートで施行したこととしているが、実際は配合の悪いきわめて粗悪なもので施行しているばかりなくそのつき固めおよび養生も不十分なためコンクリートとしての強度が著しく低下している。 | |||||||
(208) | 長崎県 | ||||||
北松浦郡小値賀町小値賀漁港修築 | 長崎県 | 20,025,000 | 20,025,000 | 20,025,000 | 946,000 | 946,000 | |
防波堤延長111メートルの新設にあたり、上部場所打コンクリート1,877立米は配合比3:7の玉石コンクリートで施行したこととしているが、実際は配合の悪いコンクリートに玉石を多量に混入しコンクリートのつき固めも不十分なため堤体内部に空げきを生じており、工事費946,000円相当額が出来高不足となっている。 | |||||||
(209) | 同 | ||||||
北松浦郡小値賀町竹崎海岸堤防34年災害復旧 | 長崎県 | 4,490,000 | 3,753,640 | 3,753,640 | 268,000 | 224,048 | |
堤防延長399メートルの復旧にあたり、練積石垣は法長90センチメートルから3.8メートルで総量1,023平米を施行したこととしているが、実際は法長70センチメートルから3.6メートル程度で総量942平米を施行したにすぎず、工事費268,000円相当額が出来高不足となっている。 | |||||||
計 | 24,515,000 | 23,778,640 | 23,778,640 | 1,214,000 | 1,170,048 | ||
(210) | 宮崎県 | ||||||
串間市荒谷水路34年災害復旧 | 串間市 | 20,325,000 | 19,105,500 | 19,105,500 | 2,773,766 | 2,607,340 | |
水路延長1,222メートルの復旧にあたり、床止工13箇所のえん体502立米は配合比4:6の玉石コンクリートで施行したこととしているが、実際は不ぞろいな雑石277立米を中詰めとし、これを配合の悪い粗悪なコンクリート厚さ30センチメートル程度総量225立米で被覆したにすぎないためすでに各えん体は各所から漏水している状況であり、また、水たたき232立米および水路護岸練積石垣3,840平米の胴込652立米計884立米はいずれも配合比1:3:6のコンクリートで施行したこととしているが、実際は配合の悪い粗悪なもので施行している。 | |||||||
(211) | 同 | ||||||
串間市古大内水路34年災害復旧 | 串間市 | 23,935,000 | 21,920,800 | 21,920,800 | 663,000 | 623,220 | |
水路延長1,592メートルの復旧にあたり、護岸練積石垣6,598平米の胴込コンクリート1,174立米は配合比1:3:6で施行したこととしているが、実際は配合の悪い粗悪なもので施行したにすぎず、工事費663,000円相当額が出来高不足となっている。 | |||||||
(212) | 同 | ||||||
串間市迎園水路34年災害復旧 | 串間市 | 3,522,000 | 3,310,680 | 3,310,680 | 281,000 | 264,140 | |
水路延長493メートルの復旧にあたり、法留練積コンクリートブロック805平米の胴込コンクリート119立米および三面張または二面張水路のコンクリート132立米計251立米はいずれも配合比1:3:6で施行したこととしているが、実際は水洗いの不十分な骨材を使用し、配合の悪い粗悪なもので施行したにすぎないなどのため工事費281,000円相当額が出来高不足となっている。 | |||||||
計 | 47,782,000 | 44,336,980 | 44,336,980 | 3,717,766 | 3,494,700 | ||
(213) | 鹿児島県 | ||||||
阿久根市阿久根漁港34年災害復旧 | 鹿児島県 | 13,204,011 | 8,176,380 | 8,176,380 | 1,029,000 | 631,400 | |
護岸延長439メートルの復旧にあたり、コンクリート護岸1,949立米は配合比1:3:6のコンクリートで施行したこととしているが、実際は配合の悪い粗悪なもので施行し、つき固めも不十分であったなどのため工事費1,029,000円相当額が出来高不足となっている。 | |||||||
(214) | 同 | ||||||
枕崎市枕崎漁港修築 | 鹿児島県 | 22,145,773 | 11,072,886 | 11,072,886 | 801,000 | 400,500 | |
防潮堤延長111メートルの新設にあたり、下部工捨石2,037立米は1個当り30キログラム以上のもので施行したこととしているが、実際は捨石のうち592立米はぜい弱な石を混入した10キログラム程度の規格外のもので施行したにすぎず、工事費801,000円相当額が出来高不足となっている。 | |||||||
(215) | 同 | ||||||
川辺郡坊津町坊泊漁港修築 | 鹿児島県 | 4,028,121 | 3,021,090 | 3,021,090 | 493,000 | 369,750 | |
防波堤延長25メートルの新設にあたり、うち15メートルの堤体の場所打コンクリート473立米は陸上コンクリート430立米を配合比1:3:6で、水中コンクリート43立米を配合比1:2:4で施行したこととしているが、実際は総量469立米を配合の悪いもので施行し、その練混ぜおよびつき固めも不十分となっているなどのため工事費493,000円相当額が出来高不足となっている。 | |||||||
(216) | 同 | ||||||
肝属郡佐多町伊座敷漁港修築 | 鹿児島県 | 14,503,880 | 5,801,552 | 5,801,552 | 607,000 | 242,800 | |
防波堤延長60メートルの新設にあたり、方塊1,269立米は配合比3:7の玉石コンクリートで、また、上部場所打コンクリート453立米のうち199立米は配合比3:7の玉石コンクリート、253立米は配合比1:3:6のコンクリートでそれぞれ施行したこととしているが、実際はコンクリートはいずれも配合の悪い粗悪なもので施行しており、工事費607,000円相当額が出来高不足となっている。 | |||||||
(217) | 同 | ||||||
出水郡長島町馬込地区海岸堤防34年災害復旧 | 長島町 | 2,552,000 | 2,470,336 | 2,470,336 | 613,000 | 593,384 | |
堤防延長566メートルの復旧にあたり、護岸練積石垣2,045平米は控40センチメートルの野づら石を使用し、胴込コンクリート平米当り0.13立米総量265立米を施行したこととしているが、実際は積石の施行が粗雑で胴込コンクリートは半量程度を施行したにすぎず、工事費613,000円相当額が出来高不足となっている。 | |||||||
計 | 56,433,785 | 30,542,244 | 30,542,244 | 3,543,000 | 2,237,834 | ||
合計 | 462,051,611 | 372,794,210 | 367,965,101 | 65,015,504 | 49,251,796 (2,699,709) |