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  • 昭和49年度|
  • 第2章 国の会計|
  • 第5節 所管別の事項|
  • 第1 総理府|
  • (防衛庁)|
  • 昭和48年度決算検査報告掲記の意見を表示し又は処置を要求した

F−86F航空機用部品の管理について


F−86F航空機用部品の管理について

(昭和48年度決算検査報告参照)

 航空自衛隊では、F−86F航空機及びRF−86F航空機の修理の際に使用する専用部品を多量に保有しているが、これらの航空機は向こう数年間に全機を廃止することが決定されているため、保有している専用部品のうちの相当数は、今後の使用見込みからみて、同航空機の廃止時期に至ってもなお未使用のまま余剰品として残ることが見込まれた。したがって、これらについては、補充調達品の製造に際して官給材料としても使用してその利活用に努め、使用可能な余剰品が廃棄される不経済な事態を極力回避するとともに、補充調達経費の節減を図る要があると認められたので、昭和49年11月に是正改善の処置を要求した。
 これに対し、航空自衛隊では、12月に通達を発し、49年度以降の補充調達に際しては余剰品を官給材料として支給してその利活用を図るよう指示した。そして、49年度では、補充調達に当たって、前記の余剰品のうち61品目2万余個を支給し、その結果、補充調達経費3502万余円が節減されている。