鉄骨・鉄筋コンクリート造りの高層住宅建築工事の積算において、その基礎ぐいとして施工するベノト工法による現場打ち鉄筋コンクリートぐいについての積算基準が整備されていなかったため、この種工事を施工する業者から徴した高価な見積金額を採用していた結果、積算が適切を欠いた事例が見受けられたので、今後、施工の実態等を調査検討して積算基準を整備する要があると認め、昭和51年11月に是正改善の処置を要求した。
これに対し、日本住宅公団では施工の実態などを調査検討し、52年8月に「場所打ちぐい積算要領」を定め、これにより積算している。