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  • 昭和52年度|
  • 第1章 歳入歳出決算その他検査対象の概要|
  • 第1節 歳入歳出決算|
  • 第2 特別会計

輸出保険特別会計


(28) 通商産業省所管  輸出保険特別会計

 この特別会計は、輸出貿易その他の対外取引について生ずる為替取引の制限その他通常の保険によって救済することができない危険を保険する制度を確立することによって、輸出貿易その他の対外取引の健全な発達をはかることを目的とする輸出保険事業に関する経理を一般会計と区分して行うため設置されているものである。
 52年度の歳入歳出決算についてみると、歳入では、徴収決定済額1278億1974万余円、収納済歳入額1278億0412万余円、収納未済歳入額1562万余円、歳出では、支出済歳出額209億8693万余円、不用額1139億0745万余円となっている。
 予備費使用額は保険金(歳出予算額131億4373万余円)の66億円である。
 前記の経理の基礎となった52年度における保険引受件数は66万余件、保険契約高は8兆8092億1277万円となっており、また、前記の支出に係る業務実績の主なものは保険金1,080件194億4372万余円の支払である。
 なお、52年度における損益についてみると、保険料等の利益、保険金等の損失ともに815億9760万余円となっており、既往年度からの繰越利益75億9283万余円がそのまま翌年度へ繰り越されている。