ページトップ
  • 昭和52年度|
  • (別掲)特に記述を必要と認めた団体の団体別の決算(第1章 第7節 第4関係の分)

日本原子力研究所


(38) 日本原子力研究所

 この研究所は、原子力の開発に関する研究等を総合的かつ効率的に行い、原子力の研究、開発及び利用の促進に寄与することを目的として設置されているもので、52事業年度末現在の資本金は1783億6232万余円(うち国の出資1763億0089万余円)となっている。
 52事業年度の収入支出決算についてみると、収入では収入決定済額430億3592万余円、支出では、支出決定済額353億1702万余円、翌事業年度繰越額135億7619万余円、不用額4億6112万余円となっている。
 翌事業年度繰越額の主なものは、核融合研究費(支出予算現額83億5755万余円)の71億4179万余円、原子力研究費(同130億8847万余円)の24億6641万余円、原子力発電安全性実証試験等受託試験費(同46億6305万余円)の19億0625万余円、不用額の主なものは一般管理運営費(同124億2598万余円)の1億6336万余円である。
 前記の支出に係る業務実績の主なものは、原子力利用の安全性実証の研究、核融合に関する研究及び試験研究施設6箇所の建設である。
 なお、52事業年度における損益についてみると、国庫補助金収入等の収益134億8097万余円、試験研究費等の費用257億4352万余円で、122億6255万余円の損失金を生じており、前事業年度からの繰越欠損金と合わせ1144億7277万余円が翌事業年度へ繰り越されている。