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  • 昭和54年度|
  • 第2章 所管別又は団体別の検査結果|
  • 第2節 団体別の検査結果|
  • 第7 日本住宅公団|
  • 不当事項|
  • 不正行為

職員の不正行為による損害を生じたもの


(149) 職員の不正行為による損害を生じたもの

科目 (款)事業共通費 (項)管理諸費
(款)住宅等建設費 (項)住宅等業務諸費
(款)住宅管理費 (項)住宅管理業務費
(款)宅地管理費 (項)宅地管理業務費
部局等の名称 (1)日本住宅公団本社
(2)東京支社
不正行為期間 (1)昭和52年7月〜54年3月
(2)昭和53年3月〜54年3月
損害金の種別 支出金
損害額 (1) 15,735,480円 }計 16,551,120円
(2) 815,640円

本件は、日本住宅公団本社の職員が、総務部会計課予算・決算係長又は監事付室主査として会計又は監査に関する事務に従事中、公団業務に必要な会議を実施したとして、架空の請求書を作成し、これを本社会計課等の職員又は東京支社経理課の職員に手交し、経費支出要求書、支払伝票等を作成させるなどして支出役等を欺き、132回にわたり計16,551,120円を架空名義の預金口座に振り込ませ、これを領得したものである。
 なお、本件損害額については、昭和55年2月、1,551,120円が同人から返納され、残額15,000,000円については、同年3月、同人所有の不動産によって代物弁済されている。