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  • 昭和54年度|
  • 第4章 歳入歳出決算その他検査対象の概要|
  • 第1 歳入歳出決算|
  • 2 特別会計

機械類信用保険特別会計


(27) 通商産業省所管 機械類信用保険特別会計

 この特別会計は、機械類に係る割賦販売契約及び購入資金借入保証契約並びにリース契約による取引につき信用保険を行う制度を確立することによって、中小企業の設備の近代化及び機械工業の振興に資することを目的とする機械類信用保険事業に関する経理を一般会計と区分して行うため設置されているものである。

 54年度の歳入歳出決算についてみると、歳入では、徴収決定済額62億7846万余円、収納済歳入額62億7578万余円、不納欠損額226万余円、収納未済歳入額41万余円、歳出では、支出済歳出額13億8480万余円、不用額43億5340万余円となっている。

 上記の経理の基礎となった54年度における保険引受け件数は11万余件、保険契約高は2730億6766万余円となっており、また、上記の支出に係る業務実績の主なものは保険金635件12億1186万余円の支払である。

 なお、54年度における損益についてみると、保険料等の利益49億8184万余円、保険金等の損失58億4794万余円で、8億6610万余円の損失を生じており、前年度からの繰越損失と合わせ9億4010万余円が翌年度へ繰り越されている。