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  • 昭和54年度|
  • 第4章 歳入歳出決算その他検査対象の概要|
  • 第1 歳入歳出決算|
  • 2 特別会計

港湾整備特別会計


(29) 運輸省所管 港湾整備特別会計

 この特別会計は、国が施行する港湾整備事業に関する経理及び港湾管理者が施行する港湾整備事業に対する負担金又は補助金の交付等に関する経理を一般会計と区分して行うため設置されているもので、港湾整備及び特定港湾施設工事の2勘定に区分して経理されている。

 (港湾整備勘定)

 54年度の歳入歳出決算についてみると、歳入では、徴収決定済額3067億9711万余円、収納済歳入額3067億9290万余円、不納欠損額420万余円、歳出では、支出済歳出額3000億5266万余円、翌年度繰越額134億5697万余円、不用額42億5640万余円となっている。

 翌年度繰越額の主なものは、港湾事業費(歳出予算現額1865億3950万余円)の100億3073万円、離島港湾事業費(同273億5173万余円)の14億3866万余円であり、また、不用額の主なものは受託工事費(同55億6334万円)の22億9044万余円である。

 前記の支出に係る業務実績の主なものは、国が施行する港湾96港及び13航路の整備、並びに港湾管理者が施行した496港の整備に対する補助である。

 (特定港湾施設工事勘定)

 54年度の歳入歳出決算についてみると、歳入では、徴収決定済額、収納済歳入額ともに50億2695万余円、歳出では、支出済歳出額44億8872万余円、翌年度繰越額12億4365万円、不用額6億2339万余円となっている。

 翌年度繰越額の主なものは石油港湾施設工事費(歳出予算現額16億0600万円)の10億6900万円である。

 上記の支出に係る業務実績は、石油港湾施設2港、鉄鋼港湾施設2港及び物資別専門埠頭港湾施設10港の整備である。