昭和５５年度決算検査報告
この事業団は、新技術の開発を効率的に行い、その成果を普及することを目的として設置されているもので、５５事業年度末現在の資本金は１４７億３１６３万余円（全額国の出資）となっている。
５５事業年度の収入支出決算についてみると、収入では収入決定済額４６億６３６０万余円、支出では、支出決定済額４４億５１３４万余円、不用額１億１３７７万余円となっている。
上記の収入支出に係る業務実績の主なものは、新技術の委託開発３９件（５５事業年度の新規契約１１件のうちの５件を含む。）３６億６２９８万余円、委託開発の成功等による開発費の回収３９件１５億６５１０万余円である。
なお、５５事業年度における損益についてみると、国庫補助金等の収益７億３２０５万余円、一般管理運営費等の費用８億６１９４万余円で、１億２９８８万余円の損失を生じており、前事業年度からの繰越欠損金と合わせ７億１９３７万余円が翌事業年度へ繰り越されている。