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  • 昭和57年度|
  • 第2章 所管別又は団体別の検査結果|
  • 第2節 団体別の検査結果|
  • 第8 日本道路公団|
  • 昭和56年度決算検査報告掲記の意見を表示し又は処置を要求した事項に対する処置状況

潜函工事用コンプレッサ運転電気料の積算について


潜函工事用コンプレッサ運転電気料の積算について

(昭和56年度決算検査報告参照)

 日本道路公団で、潜函工事の工事費の積算において土木工事積算要領(以下「積算要領」という。)の定めが適切でなかったため、コンプレッサの運転に要する電気料の積算が、函内送気用のコンプレッサとしては経済的でない高圧コンプレッサを使用することとしていたり、函内での掘削作業が休止しているときにも作業時と同じように所要空気量を計算することとしたりして、使用電力量を算定していたことにより、施工の実態に合わない過大なものとなっていると認められたので、工事の実情を調査検討するなどして積算要領を適正なものに改定し、もって予定価格積算の適正を期する要があると認め、昭和57年11月に是正改善の処置を要求した。
 これに対し、日本道路公団では、取りあえず、57年11月以降、ある程度使用電力量を低減する暫定措置を執っていたが、58年10月に積算要領を改定し電気料の積算を施工の実態に適合するものに改め、同年11月以降契約する工事から適用する処置を講じた。