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  • 昭和58年度|
  • 第4章 歳入歳出決算その他検査対象の概要|
  • 第1 歳入歳出決算|
  • 2 特別会計

造幣局特別会計


(3) 大蔵省所管 造幣局特別会計

 この特別会計は、貨幣、章はい、記章、極印、合金及び金属工芸品の製造、貴金属の精製及び品位の証明等の事業を企業的に運営し、その健全な発達に資することを目的として、その経理を一般会計と区分して行うため設置されているものである。
 同特別会計の58年度の歳入歳出決算、損益等及び主な業務実績は次のとおりである。

1 歳入歳出決算

  区  分 58年度 (57年度)
(歳入)
 徴収決定済額 千円
18,604,898
千円
18,202,400
 収納済歳入額 18,604,898 18,202,400
(歳出)
 歳出予算現額 20,970,881 21,010,039
 支出済歳出額 18,985,354 18,184,895
 翌年度繰越額 107,576 112,655
 不用額 1,877,951 2,712,488

2 損益等

  区  分 58年度 (57年度)

 利益
 (うち事業運営収入)
千円
20,040,852
(20,016,357)
千円
19,920,166
(19,898,009)
 損失
 (うち労務費)
20,016,357
(7,960,749)
19,899,849
(7,816,462)
 利益金 24,495 20,317
 前年度繰越利益金 432,712 412,395
 翌年度繰越利益金 (注)
57,208
432,712

(注)  昭和58年度の財政運営に必要な財源の確保を図るための特別措置に関する法律(昭和58年法律第45号)第6条の規定により、一般会計の歳出の財源に充てるため58年度に4億円を一般会計に繰り入れ、当該金額を繰越利益金から減額して整理した。

3 主な業務実績

  区  分 58年度 (57年度)
 補助貨幣の製造 2,550,000千枚 2,800,000千枚
 勲章、褒章の製造 22千個 21千個
 金属工芸品の製造 127千個 279千個

 なお、本特別会計には、政府の発行に係る補助貨幣の引換え又は回収に充てるために補助貨幣回収準備資金が置かれ、歳入歳出外として経理されているが、昭和58年法律第5号による改正後の造幣局特別会計法第19条の2の規定により58年度末における資金残高1兆4642億4652万余円のうち、同年度末における補助貨幣の流通額の100分の10に相当する金額、日本銀行の保管に係る補助貨幣の額面額に相当する金額及び補助貨幣回収準備資金に属する地金の価額に相当する金額の合計額を超える1兆1485億0597万余円は、同年度の一般会計歳入に繰り入れられている。