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  • 昭和62年度|
  • 第4章 歳入歳出決算その他検査対象の概要|
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  • 4 公団、事業団その他15団体の決算

簡易保険郵便年金福祉事業団


(5) 簡易保険郵便年金福祉事業団

 この事業団は、簡易生命保険及び郵便年金の負う使命の達成に資するため、簡易生命保険及び郵便年金の加入者福祉施設の設置及び運営を適切かつ能率的に行うほか、簡易生命保険事業及び郵便年金事業の健全な経営に資するために必要な業務を行うことを目的として設置されているもので、62事業年度末現在の資本金は1,481億5,249万余円(全額国の出資)となっており、同事業団の会計は、一般及び運用事業特別の2勘定に区分して経理されている。

 上記の運用事業特別勘定は、簡易生命保険及び郵便年金の積立金の運用に関する法律及び簡易保険郵便年金福祉事業団法の一部を改正する法律(昭和62年法律第49号)の規定に基づき、同事業団が62事業年度から新たに簡易生命保険及郵便年金特別会計から借り入れた資金の運用を行うこととなったので、これに関する経理を行うために設置されたものである。
 同事業団の各勘定別の62事業年度の収入支出決算、損益、繰越欠損金及び主な業務実績は次のとおりである。

(一般勘定)
 
 この勘定は、簡易生命保険及び郵便年金の加入者福祉施設の設置及び運営業務に関する経理を行うものである。

1 収入支出決算
  区分 62事業年度 (61事業年度)
(収入)

 収入決定済額
千円
57,718,533
千円
52,920,380
(支出)
 支出予算現額 59,636,679 56,866,635
 支出決定済額 57,181,655 54,096,129
 翌事業年度への繰越額 1,540,170 1,871,802
 不用額 914,853 898,703

2 損益
  区分 62事業年度 (61事業年度)

 経常収益
千円
47,069,251
千円
43,563,766
 (うち施設収入) (12,200,272) (11,253,966)
 経常費用 46,223,184 43,349,153
 (うち一般管理費) (31,410,256) (29,892,832)
 経常利益 846,067 214,613
 特別利益 1,230,495 631,496
 特別損失 1,002,141 1,018,452
 当期利益金(△当期損失金) 1,074,421 △172,342
(利益金又は損失金の処理)
 翌事業年度に繰越欠損金の補てんに充当 331,689 -
 翌事業年度に積立金として整理 742,732 -
 翌事業年度に繰越欠損金として整理 - 172,342

3 繰越欠損金
  区分 62事業年度 (61事業年度)

 繰越欠損金
千円
331,689
千円
159,346

4 主な業務実績
  区分 62事業年度 (61事業年度)
 加入者ホームの運営 13箇所 13箇所
 診療所の運営 23箇所 25箇所
 総合健診センターの運営 2箇所 1箇所
 保養センターの運営 79箇所 78箇所
 レクリエーションセンターの運営 8箇所 8箇所
 簡易保険会館の運営 2箇所 2箇所

127箇所 127箇所
 
(運用事業特別勘定)
 
 この勘定は、簡易生命保険及郵便年金特別会計から借り入れた資金の運用業務に関する経理を行うものである。

1 収入支出決算
  区分 62事業年度
(収入)
 
 収入決定済額
千円
360,004,102
(支出)
 支出予算現額 358,414,691
 支出決定済額 358,343,539
 不用額 71,151

2 損益
  区分 62事業年度

 経常収益
千円
10,004,102
 (うち運用収入) (10,004,043)
 経常費用 8,343,539
 (うち借入金利息) (8,330,958)
 経常利益 1,660,563
 当期利益金 1,660,563
(利益金の処理)
 翌事業年度に準備金として整理 1,050,000
 翌事業年度に納付金として整理 610,563