この事業団は、高速増殖炉及び新型転換炉に関する自主的な開発、核燃料物質の生産、再処理及び保有並びに核原料物質の探鉱、採鉱及び選鉱を計画的かつ効率的に行い、原子力の開発及び利用の促進に寄与することを目的として設置されているもので、62事業年度末現在の資本金は1兆4165億8756万余円(うち国の出資1兆3385億9100万円)となっている。
同事業団の62事業年度の収入支出決算、損益、借入金及び主な業務実績は次のとおりである。
なお、特殊法人等会計処理基準が示されたのに伴い、62事業年度から同事業団の会計処理方法及び財務諸表の表示方法の一部が変更されたため、下記項目の中には、62事業年度の額と61事業年度の額とを対比できないものもある。
1 収入支出決算 |
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区分 | 62事業年度 | (61事業年度) | |
(収入) | |||
収入決定済額 |
千円 255,465,893 |
千円 243,174,574 |
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(支出) | |||
支出予算現額 | 271,451,991 | 260,382,663 | |
支出決定済額 | 218,945,644 | 212,050,401 | |
翌事業年度繰越額 | 41,686,727 | 37,979,436 | |
不用額 | 10,819,619 | 10,352,826 | |
翌事業年度繰越額の主なものは、動力炉開発共通費(支出予算現額317億5299万余円)の115億9516万余円、高速増殖炉開発費(同882億2415万余円)の85億5276万余円及び再処理開発費(同253億3618万余円)の66億9479万余円、不用額の主なものは、再処理施設費(同438億8301万余円)の73億5217万余円、再処理開発費の12億6312万余円及びウラン濃縮開発費(同290億3614万余円)の12億5630万余円である。 | |||
2 損益 |
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区分 | 62事業年度 | (61事業年度) | |
経常収益 |
千円 50,116,412 |
収益 |
千円 39,376,217 |
(うち国庫補助金収入) | (23,456,913) | (うち国庫補助金収益) | (22,053,318) |
経常費用 | 118,880,178 | 費用 | 115,951,654 |
(うち動力炉開発費) | (56,549,429) | (うち動力炉開発費) | (54,605,985) |
特別利益 | 110 | 損失 | 76,575,436 |
特別損失 | 1,331,544 | (損失の処理) | |
当期損失金 | 70,095,200 | 翌事業年度に繰越欠損金として整理 | 76,575,436 |
(損失金の処理) | (繰越欠損金 | 741,649,386) | |
翌事業年度に繰越欠損金として整理 | 70,095,200 | ||
(繰越欠損金 | 818,224,822) | ||
3 借入金 |
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区分 | 62事業年度末 | (61事業年度末) | |
借入金残高 |
千円 54,250,000 |
千円 55,550,000 |
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(市中金融機関) | |||
4 主な業務実績 |
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高速増殖炉原型炉「もんじゅ」の建設 | |||
新型転換炉原型炉「ふげん」の運転 | |||
再処理施設の運転、整備 | |||
ウラン濃縮原型プラントの建設 |