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  • 昭和62年度|
  • 第4章 歳入歳出決算その他検査対象の概要|
  • 第7 政府関係機関及びその他の団体|
  • 4 公団、事業団その他15団体の決算

日本国有鉄道清算事業団


(17) 日本国有鉄道清算事業団

 この事業団は、62年4月1日、日本国有鉄道改革法(昭和61年法律第87号)に定める日本国有鉄道の改革の実施に伴い、日本国有鉄道の長期借入金及び鉄道債券に係る債務その他の債務の償還、日本国有鉄道の土地その他の資産の処分等を適切に行い、もつて同法に基づく施策の円滑な遂行に資するとともに、臨時に、その職員のうち再就職を必要とする者についての再就職の促進を図るための業務を行うことを目的として、日本国有鉄道清算事業団法(昭和61年法律第90号)附則第2条の規定により日本国有鉄道から移行したもので、62事業年度末現在の資本金は6660億8891万余円(全額国の出資)となつている。
 同事業団の62事業年度の収入支出決算、損益、借入金等及び主な業務実績は次のとおりである。

1 収入支出決算

  区分 62事業年度
(収入)

 収入決定済額
千円
2,491,672,533
(支出)
 支出予算現額 2,678,971,308
 支出決定済額 2,545,360,218
 翌事業年度繰越額 15,726,711
 不用額 117,884,377

 翌事業年度繰越額はすべて用地対策費(支出予算現額405億2504万余円)の157億2671万余円の分であり、不用額の主なものは、雇用対策費(同1477億3013万余円)の463億5736万余円及び債務償還諸費(同1兆5710億0835万余円)の263億6181万余円である。

2 損益

  区分 62事業年度

 経常収益
千円
600,877,371
 (うち国庫補助金収入) (189,327,245)
 うち新幹線鉄道保有機構貸付金等に係る受取利息 (205,885,785)
 経常費用 2,916,029,969
 (うち支払利息) (912,577,202)
 うち日本鉄道建設公団債務承継損等の雑損 (1,060,604,814)
 当期損失金 2,315,152,597
(損失金の処理)
 翌事業年度に繰越欠損金として整理 2,315,152,597
(繰越欠損金 14,226,085,875)

3 借入金等

  区分 62事業年度末

 借入金残高
 (資金運用部資金等)
千円
12,101,908,368
 日本国有鉄道清算事業団債券発行残高 1,240,223,000
 鉄道債券等発行残高 5,757,107,650

4 主な業務実績

  区分 62事業年度
 土地の売却実績 件数 377件
面積 271ha
金額 132,787,156千円
 再就職を必要とする職員数 62年4月1日現在 18,877人
63年4月1日現在 8,927人
減少職員数 9,950人