関西国際空港株式会社

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（４）　関西国際空港株式会社

　この会社は、航空輸送の円滑化を図り、もって航空の総合的な発達に資するため、関西国際空港の設置及び管理を効率的に行うことなどを目的として設立されているものである。その資本金は１８事業年度末現在で８１０９億円（うち国の出資５４０６億円）となっている。
　同会社の１８事業年度の貸借対照表、損益計算書及び主な業務実績は次のとおりである。
　なお、会社法（平成１７年法律第８６号）が１８年５月１日に施行されたことに伴い、１８事業年度から同会社の財務諸表の表示方法の一部が変更されたため、１８事業年度の額と１７営業年度の額とを対比できないものがある。

（ア）　貸借対照表

区分	18事業年度末			(17営業年度末)
	千円			千円
資産	1,864,160,522		資産	1,837,220,614
(うち空港事業固定資産)	(1,051,040,765)		(うち空港事業固定資産)	(1,061,444,334)
(うち建設仮勘定)	(582,739,552)		(うち建設仮勘定)	(559,513,231)
負債	1,272,504,579		負債	1,277,517,743
(うち社債)	(775,642,120)		(うち社債)	(772,695,765)
(うち長期借入金)	(456,396,733)		(うち長期借入金)	(470,360,800)
純資産	591,655,942		資本	559,702,870
(うち資本金)	(810,900,000)		(うち資本金)	(788,556,650)
(うち資本準備金)	(△219,244,057)		(うち資本準備金)	(△228,853,779)

（イ）　損益計算書

区分	18事業年度			(17営業年度)
	千円			千円
経常収益	113,879,617		経常収益	113,276,964
(うち施設使用料収入)	(64,015,373)		(うち施設使用料収入)	(63,799,781)
経常費用	101,814,625		経常費用	104,828,945
(うち施設運営費)	(31,947,399)		(うち施設運営費)	(34,739,325)
(うち支払利息)	(22,344,630)		(うち支払利息)	(22,927,131)
経常利益	12,064,992		経常利益	8,448,018
特別利益	17,036		特別利益	11,739
特別損失	2,538,340		特別損失	26,741,621
法人税、住民税及び事業税	△66,034		法人税、住民税及び事業税	△87,559
当期純利益	9,609,721		当期純利益(△当期純損失)	18,194,302
(繰越利益剰余金の変動)			前期繰越損失	210,659,476
(繰越利益剰余金の変動)			当期未処理損失	228,853,779
繰越利益剰余金(前期末残高)	△228,853,779		(損失の処理)
当期純利益	9,609,721		次期繰越損失として処理	228,853,779
(変動額合計)	9,609,721
繰越利益剰余金(当期末残高)	△219,244,057

（ウ）　主な業務実績

区分		18事業年度	(17事業年度)
空港の供用	航空機発着回数	116,475回	112,579回
	航空旅客数	16,689,956人	16,428,399人
	航空貨物取扱数量	802,162t	843,368ｔ
	航空燃料供給量	1,640,804kl	1,742,951kl

　なお、この会社について検査した結果、「第３章　個別の検査結果」に「空港用大型化学消防車の調達に当たり、仕様書等に基づく承諾事務等が十分でなかったため、シャシフレームの所要の強度が確保されていない状態になっているなどしているもの」 及び「空港内駐車場における放置車両について、適切な管理及び処分を図るよう改善させたもの」 を掲記した。