この特別会計は、国有財産の適正かつ効率的な活用を図るため庁舎等その他の施設の用に供する特定の国有財産の整備を計画的に実施し、その経理を一般会計と区分して行うため設置されているものである。
同特別会計の11年度の歳入歳出決算、借入金及び主な業務実績は次のとおりである。
1 歳入歳出決算
区分 | 11年度 | (10年度) |
千円 | 千円 | |
(歳入) | ||
徴収決定済額 | 256,943,660 | 329,782,359 |
収納済歳入額 | 256,943,660 | 329,782,359 |
(歳出) | ||
歳出予算現額 | 269,401,464 | 329,029,835 |
支出済歳出額 | 227,108,374 | 258,394,625 |
翌年度繰越額 | 20,913,903 | 60,262,058 |
不用額 | 21,379,186 | 10,373,151 |
翌年度繰越額の主なものは特定国有財産整備費(歳出予算現額1906億2320万余円)の209億0791万余円である。また、不用額の主なものは特定国有財産整備費の204億2183万余円である。
2 借入金
区分 | 11年度末 | (10年度末) |
千円 | 千円 | |
借入金現在額 | 657,298,310 | 631,308,310 |
(資金運用部資金) |
3 主な業務実績
区分 | 11年度 | (10年度) | |||
施設跡地等の処分 | 土地 | 398千m2 | 553千m2 | ||
建物 | 延べ | 50千m2 | 延べ | 76千m2 | |
施設の取得 | 土地 | 4千m2 | 61千m2 | ||
建物 | 延べ | 609千m2 | 延べ | 238千m2 |
なお、この特別会計について検査した結果、「第4章 第2節 特定検査対象に関する検査状況」に「装備品等の調達に係る過払事案の処理等について」 を掲記した。