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  • 平成16年度|
  • 第6章 歳入歳出決算その他検査対象の概要|
  • 第2節 歳入歳出決算等検査対象別の概要|
  • 第7 政府関係機関及びその他の団体|
  • 2 国が資本金の2分の1以上を出資している法人の決算|
  • [2]公団、事業団等の決算|
  • (公団)

阪神高速道路公団


(3)阪神高速道路公団

 この公団は、大阪市及び神戸市の区域並びに京都市の区域のうち一部の地域並びにそれらの地域の間及び周辺の地域において、自動車専用道路の整備を促進して交通の円滑化を図り、もってこれらの地域における都市の機能の維持及び増進に資することを目的として設置されているものである。このため、その通行について料金を徴収することができる自動車専用道路の新設、改築、維持、修繕その他の管理を総合的かつ効率的に行うことなどを業務としている。その資本金は16事業年度末現在で5758億円(うち国の出資2879億円)となっている。
 同公団の16事業年度の収入支出決算、損益、借入金等及び主な業務実績は次のとおりである。

1 収入支出決算

区分 16事業年度 (15事業年度)
  千円 千円
(収入)    
 収入決定済額 552,387,491 691,202,653
(支出)    
 支出予算現額 607,090,382 740,178,177
 支出決定済額 553,730,817 685,217,113
 翌事業年度繰越額 42,163,153 39,232,501
 不用額 11,196,411 15,728,561

 翌事業年度繰越額の主なものは、高速道路建設事業費(支出予算現額843億6074万余円)の304億3673万余円及び高速道路改築事業費(同329億0399万余円)の103億1803万余円である。また、不用額の主なものは、受託業務費(同82億0520万余円)の60億4036万余円及び業務外支出(阪神高速道路債券の償還金及び支払利息等。同4110億3562万余円)の43億2561万余円である。

2 損益

区分 16事業年度 (15事業年度)
  千円 千円
経常収益 190,313,087 185,384,996
(うち道路料金収入) (189,484,505) (184,637,591)
経常費用 190,313,087 189,285,046
特別利益 3,900,050

3 借入金等

区分 16事業年度末 (15事業年度末)
  千円 千円
借入金残高 1,576,853,158 1,626,577,898
(財政融資資金等)    
阪神高速道路債券発行残高 2,237,070,000 2,197,460,000

4 主な業務実績

区分 16事業年度 (15事業年度)
供用(事業年度末現在) 18路線 233km 18路線 233km
建設 6路線 23km 7路線 32km

 なお、この公団について検査した結果、「第3章 個別の検査結果」に「貸与した建物施設等に係る光熱水費を利用等の実態に応じて適切に負担させることにより、光熱水費支払額の節減を図るよう改善させたもの」 を掲記した。