この特別会計は、財政融資資金の運用に伴う歳入歳出に関する経理を一般会計と区分して行うため設置されているものである。
同特別会計の18年度の歳入歳出決算、損益、積立金、財政融資資金預託金、財政融資資金特別会計公債金及び財政融資資金の運用資産は次のとおりである。
(ア) 歳入歳出決算
区分
|
18年度
|
(17年度)
|
千円
|
千円
|
|
(歳入)
|
||
徴収決定済額
|
70,868,870,923
|
47,875,387,693
|
収納済歳入額
|
70,868,870,923
|
47,875,387,693
|
(歳出)
|
||
歳出予算現額
|
70,396,502,041
|
44,187,186,096
|
支出済歳出額
|
68,028,886,153
|
43,924,590,362
|
不用額
|
2,367,615,887
|
262,595,733
|
不用額の主なものは、財政融資資金へ繰入(歳出予算現額27兆2000億円)の1兆6404億6323万余円、国債整理基金特別会計へ繰入(同39兆8034億1833万余円)の3924億9027万余円及び諸支出金(同3兆3863億6025万円)の3339億3939万余円である。
(イ) 損益
区分
|
18年度
|
(17年度)
|
千円
|
千円
|
|
利益
|
7,097,530,078
|
8,880,570,255
|
(うち貸付金利子)
|
(5,904,294,669)
|
(7,444,717,961)
|
損失
|
4,528,010,349
|
5,269,863,552
|
(うち預託金利子)
|
(2,545,303,184)
|
(3,518,730,864)
|
利益金
|
2,569,519,729
|
3,610,706,702
|
前年度繰越利益
|
27,299,608,300
|
23,688,901,598
|
翌年度繰越利益
|
17,869,128,030
|
27,299,608,300
|
(ウ) 積立金
区分
|
18年度末
|
(17年度末)
|
千円
|
千円
|
|
積立金現在額
|
14,400,135,800
|
22,449,338,469
|
(エ) 財政融資資金預託金
区分
|
18年度末
|
(17年度末)
|
千円
|
千円
|
|
財政融資資金預託金現在額
|
132,154,701,517
|
173,573,659,270
|
(オ) 財政融資資金特別会計公債金
区分
|
18年度末
|
(17年度末)
|
千円
|
千円
|
|
財政融資資金特別会計公債金現在額
|
138,906,124,948
|
139,353,221,914
|
(カ) 財政融資資金の運用資産
区分
|
18年度末
|
(17年度末)
|
千円
|
千円
|
|
貸付金現在額
|
235,188,155,429
|
255,802,519,640
|
有価証券現在額
|
51,283,938,718
|
80,820,049,825
|
なお、この特別会計について検査した結果、「第3章 個別の検査結果」に「財政融資資金の貸付額が過大となっているもの」 を掲記した。