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  • 平成18年度|
  • 第6章 歳入歳出決算その他検査対象の概要|
  • 第2節 歳入歳出決算等検査対象別の概要|
  • 第7 政府関係機関及びその他の団体|
  • 4 その他の団体の決算

阪神高速道路株式会社


(3) 阪神高速道路株式会社

 この会社は、大阪市の区域、神戸市の区域、京都市の区域並びにそれらの区域の間及び周辺の地域内の自動車専用道路等のうち、国土交通大臣が指定するものの新設、改築、維持、修繕その他の管理を効率的に行うことなどにより、道路交通の円滑化を図り、もって国民経済の健全な発展と国民生活の向上に寄与することを目的として設立されているものである。その資本金は18事業年度末現在で100億円(うち国の出資49億9999万余円)となっている。
 同会社の18事業年度の貸借対照表、損益計算書及び主な業務実績は次のとおりである(注1)
 なお、会社法(平成17年法律第86号)が18年5月1日に施行されたことに伴い、18事業年度から同会社の財務諸表の表示方法の一部が変更されたため、18事業年度の額と17営業年度の額とを対比できないものがある。

 同会社の17営業年度は、17年10月1日から18年3月31日までである。


(ア) 貸借対照表

区分
18事業年度末
 
 
(17営業年度末)
 
千円
 
 
千円
資産
230,644,889
 
資産
172,572,323
(うち仕掛道路資産)
(119,225,821)
 
(うち仕掛道路資産)
(71,762,863)
負債
208,213,803
 
負債
151,392,730
(うち道路建設関係社債)
(23,792,859)
 
(うち道路建設関係社債)
(6,340,000)
うち道路建設関係長期借入金
(102,783,500)
 
うち道路建設関係長期借入金
(78,845,000)
純資産
22,431,085
 
資本
21,179,592
(うち資本金)
(10,000,000)
 
(うち資本金)
(10,000,000)
(うち資本剰余金)
(10,000,000)
 
(うち資本剰余金)
(10,000,000)

(イ) 損益計算書

区分
18事業年度
 
 
(17営業年度)
 
千円
 
 
千円
経常収益
188,033,815
 
経常収益
105,128,018
(うち料金収入)
(179,217,566)
 
(うち料金収入)
(87,949,276)
経常費用
186,566,953
 
経常費用
100,472,042
(うち道路資産賃借料)
(140,688,571)
 
(うち道路資産賃借料)
(64,932,428)
経常利益
1,466,861
 
経常利益
4,655,975
特別利益
1,105,036
 
特別利益
144,216
特別損失
799,765
 
特別損失
1,677,359
法人税、住民税及び事業税
439,100
 
法人税、住民税及び事業税
1,943,240
法人税等調整額
81,540
 
法人税等調整額
当期純利益
1,251,493
 
当期純利益
1,179,592
 
 
 
当期未処分利益
1,179,592
(繰越利益剰余金の変動)
 
 
(利益の処分)
 
繰越利益剰余金(前期末残高)
1,179,592
 
高速道路事業別途積立金
1,176,536
固定資産圧縮特別勘定積立金の積立て
△119,099
 
関連事業別途積立金
3,056
別途積立金の積立て(注2)
△1,179,592
 
 
 
当期純利益
1,251,493
 
 
 
(変動額合計)
△47,199
 
 
 
繰越利益剰余金(当期末残高)
1,132,393
 
 
 
 18年6月の定時株主総会における利益処分項目

 

(ウ) 主な業務実績

区分
18事業年度末
(17営業年度末)
供用
18路線
233㎞
18路線
233㎞
建設
5路線
21㎞
5路線
21㎞

 なお、この会社について検査した結果、「第3章 個別の検査結果」に「料金収受業務におけるETC監視員の配置を通行量の実態に即したものとすることにより、労務費の積算を適切なものとするよう改善させたもの」 を掲記した。