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  • 平成19年度|
  • 第6章 歳入歳出決算その他検査対象の概要|
  • 第2節 歳入歳出決算等検査対象別の概要|
  • 第7 政府関係機関及びその他の団体|
  • 2 国が資本金の2分の1以上を出資している法人の決算|
  • [3] 独立行政法人及び国立大学法人等の決算

独立行政法人国際交流基金


(12) 独立行政法人国際交流基金

 この独立行政法人は、国際文化交流事業を総合的かつ効率的に行うことにより、我が国に対する諸外国の理解を深め、国際相互理解を増進し、及び文化その他の分野において世界に貢献し、もって良好な国際環境の整備並びに我が国の調和ある対外関係の維持及び発展に寄与することを目的として設置されているものである。その資本金は19事業年度末現在で1129億7085万余円(全額国の出資)となっている。
 同法人の19事業年度の貸借対照表、損益計算書及び主な業務実績は次のとおりである。

(ア) 貸借対照表

区分
19事業年度末
千円
(18事業年度末)
千円
 資産
 (うち投資有価証券)
 (うち建物)
112,414,918
(82,447,669)
(10,257,579)
114,844,037
(85,191,245)
(10,732,253)
 負債
 (うち未払金)
 (うち資産見返運営費交付金)
2,261,116
(878,407)
(765,040)
2,533,508
(1,638,900)
(789,512)
 純資産(注1)
 (うち資本金)
 (うち資本剰余金)
 (うち利益剰余金)
110,153,802
(112,970,859)
(△2,297,514)(注2)
(△507,970)
112,310,528
(112,970,859)
(△1,726,453)
(1,066,123)
 18事業年度までは資本の区分であったが、独立行政法人会計基準の改訂(19年11月19日)に伴い、19事業年度からは純資産の区分となった。
 損益外減価償却累計額△3,066,208千円、損益外減損損失累計額△126千円及び民間出えん金900,261千円が含まれている。

(イ) 損益計算書

区分
19事業年度
千円
(18事業年度)
千円
 
経常費用
(うち在外事業費)
17,816,129
(4,085,306)
17,482,251
(3,233,836)
 
経常収益
(うち運営費交付金収益)
(うち運用収益)
16,539,829
(12,587,326)
(2,105,373)
16,552,311
(13,348,862)
(2,026,580)
 
経常損失
1,276,300
929,940
 
臨時損失
2,275
 
臨時利益
2,275
 
当期純損失
1,276,300
929,940
 
前中期目標期間繰越積立金取崩額
768,329
 
承継積立金取崩額
1,150,007
 
当期総利益(△当期総損失)
△507,970
220,066
(利益の処分又は損失の処理)
 
 
 
(当期未処分利益又は当期未処理損失)
 
 
 
当期総利益(△当期総損失)
△507,970
220,066
 
(積立金振替額)
 
 
 
承継積立金
257,209
 
(利益処分額又は損失処理額)
 
 
 
積立金
477,276
 
次期繰越欠損金
507,970

(ウ) 主な業務実績

区分
19事業年度
(18事業年度)
 文化芸術交流事業
 
 
 海外展
167件
165件
 海外日本語事業
 
 
 日本語教育専門家派遣
112件
134件
 海外日本研究・知的交流事業
 
 
 知的交流会議
83件
86件

 なお、この法人について検査した結果、「第3章 個別の検査結果」に「日米センター助成事業における助成金の額の確定に当たり、助成対象額の審査が適切でなかったため、助成金の交付が不当と認められるもの 」を、「第4章 国会及び内閣に対する報告並びに国会からの検査要請事項に関する報告等」に「国及び国が資本金の2分の1以上を出資している法人における談合等に係る違約金条項の導入状況等について 」及び「独立行政法人の業務、財務、入札、契約の状況について 」を掲記した。