この独立行政法人は、大学との共同等による宇宙科学に関する学術研究、宇宙科学技術(宇宙に関する科学技術をいう。以下同じ。)に関する基礎研究及び宇宙に関する基盤的研究開発並びに人工衛星等の開発、打上げ、追跡及び運用並びにこれらに関連する業務を、平和の目的に限り、総合的かつ計画的に行うとともに、航空科学技術に関する基礎研究及び航空に関する基礎的研究開発並びにこれらに関連する業務を総合的に行うことにより、大学等における学術研究の発展、宇宙科学技術及び航空科学技術の水準の向上並びに宇宙の開発及び利用の促進を図ることを目的として設置されているものである。その資本金は20事業年度末現在で5444億0806万円(うち国出資5444億0194万余円)となっている。
同法人の20事業年度の貸借対照表、損益計算書及び主な業務実績は次のとおりである。
(ア) 貸借対照表
区分 | 20事業年度末 (千円) |
19事業年度末 (千円) |
区分 | 20事業年度末 (千円) |
19事業年度末 (千円) |
資産 うち人工衛星
うち建設仮勘定 |
715,772,914 196,395,827 152,091,390 |
712,316,928 85,051,011 338,948,162 |
負債 うち運営費交付金債務
うち前受金 うち資産見返負債 純資産 |
321,019,720 6,706,390 40,502,195 220,065,094 394,753,193 544,408,060 △181,872,815 32,217,948 |
295,803,763 — 30,262,117 244,607,078 416,513,165 544,408,060 △144,726,705 16,831,809 |
なお、20事業年度において、独立行政法人宇宙航空研究開発機構法(平成14年法律第161号)第23条第3項の規定により、中期目標の期間の最後の事業年度である19事業年度末の利益剰余金168億3180万余円のうち、2億5486万余円を国庫に納付している。
(イ) 損益計算書
区分 | 20事業年度(千円) | 19事業年度(千円) |
経常費用 うち業務費
経常収益 うち運営費交付金収益
経常利益うち受託収入 臨時損失 臨時利益 法人税、住民税及び事業税 当期純利益 前中期目標期間繰越積立金取崩額 当期総利益 (利益の処分) 当期未処分利益 当期総利益
利益処分額 前期繰越欠損金 積立金
|
211,604,317 175,917,801 227,273,563 86,171,876 28,970,485 15,669,246 287,525 280,741 21,459 15,641,002 3,045,882 18,686,885 18,686,885 — 18,686,885 |
237,031,478 181,264,443 243,758,053 101,435,994 49,813,618 6,726,575 3,071,587 13,828,304 23,117 17,460,175 — 17,460,175 17,460,175 628,366 16,831,809 |
(ウ) 主な業務実績
区分 | 20事業年度 千円 |
(19事業年度) 千円 |
|
衛星による宇宙利用に係る業務 宇宙科学研究に係る業務 国際宇宙ステーションに係る業務 宇宙輸送に係る業務 宇宙航空技術基盤の強化に係る業務 |
40,807,425 19,179,847 34,603,004 23,300,654 20,015,340 |
44,995,754 28,383,387 15,635,657 26,225,967 24,163,260 |
なお、この法人について検査した結果、意見を表示し又は処置を要求した事項 を掲記した。