この特別会計は、国の行う外国為替等の売買及びこれに伴う取引を円滑にするために外国為替資金を置き、その運営に関する経理を一般会計と区分して行うため設置されているものである。
同特別会計の22年度の歳入歳出決算、損益、積立金、基準外国為替相場(注)
等の変更などによる外国為替等評価損益等並びに主な資産運用及び政府短期証券(外国為替資金証券)の発行は次のとおりである。
(ア) 歳入歳出決算
歳入 | 徴収決定済額(千円) | 収納済歳入額(千円) | 不納欠損額(千円) | 収納未済歳入額(千円) |
22年度 21年度 |
3,470,401,293 3,105,799,869 |
3,470,401,293 3,105,799,869 |
— — |
— — |
歳出 | 歳出予算現額(千円) | 支出済歳出額(千円) | 翌年度繰越額(千円) | 不用額(千円) |
22年度 21年度 |
2,034,131,673 1,643,163,146 |
488,546,203 183,277,168 |
2 — |
1,545,585,466 1,459,885,977 |
不用額の主なものは、国債整理基金特別会計へ繰入(歳出予算現額1兆3523億6792万余円)の1兆2254億4283万余円及び諸支出金(同308億9895万余円)の200億2088万余円である。
なお、特別会計に関する法律(平成19年法律第23号)第8条第2項の規定に基づき、22年度における収納済歳入額と支出済歳出額との差引額2兆9818億5508万余円のうち、23年度の予算総則第12条に定める金額2兆7022億9452万余円を、23年度の一般会計の歳入に繰り入れることとされた。
(イ) 損益
区分 | 22年度(千円) | 21年度(千円) | ||
利益 | 3,470,401,293 | 3,105,799,869 | ||
(うち運用収入 | 2,729,017,595) | (うち運用収入 | 2,948,058,775) | |
損失 | 488,546,203 | 183,277,168 | ||
(うち借入金利子 | 126,305,575) | (うち借入金利子 | 166,810,884) | |
利益金 (利益金の処理) |
2,981,855,089 2,702,294,520 (翌年度に一般会計に繰入れ) |
2,922,522,701 2,500,681,464 (翌年度に一般会計に繰入れ) |
||
279,560,569 (翌年度に歳入に繰入れ) |
421,841,237 (翌年度に歳入に繰入れ) |
(ウ) 積立金
区分 | 22年度末(千円) | 21年度末(千円) |
積立金現在額 | 20,558,557,346 | 20,558,557,346 |
(エ) 基準外国為替相場等の変更などによる外国為替等評価損益等
区分 | 22年度末(千円) | 21年度末(千円) |
外国為替等繰越評価損 外国為替等評価損 |
26,299,486,936 8,466,618,159 |
13,428,210,303 12,871,276,632 |
(オ) 主な資産運用及び政府短期証券(外国為替資金証券)の発行
区分 | 22年度末(千円) | 21年度末(千円) |
主な資産運用 円貨預け金現在額 外貨証券現在額 |
20,766,309,882 77,285,607,831 |
21,620,247,788 78,889,478,672 |
政府短期証券(外国為替資金証券)の発行 政府短期証券(外国為替資金証券)現在額 |
109,313,040,000 | 104,535,400,000 |
(注) | 基準外国為替相場 本邦通貨と外国通貨(米ドル)の換算レートにつき、当該月の前々月中における実勢相場の平均値として財務大臣が日本銀行本店において公示する相場。22年度については次のとおりである。
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