平成23年度国有財産増減及び現在額総計算書における国有財産の年度末現在額は、次のとおりである。
区分 | 23年度末現在額(千円) | 22年度末現在額(千円) | 差引き増△減(千円) | |
土地 | 17,245,551,523 | 17,964,917,389 | △719,365,865 | |
立木竹 | 6,944,480,498 | 6,907,237,202 | 37,243,295 | |
建物 | 3,583,884,999 | 3,633,577,215 | △49,692,215 | |
工作物 | 4,778,664,868 | 5,177,326,740 | △398,661,872 | |
機械器具 | 0 | 9,994 | △9,994 | |
船舶 | 1,394,887,649 | 1,441,761,632 | △46,873,982 | |
航空機 | 727,619,030 | 997,336,801 | △269,717,771 | |
地上権等 | 856,063 | 899,187 | △43,123 | |
特許権等 | 2,561,903 | 2,802,447 | △240,544 | |
政府出資等 | 68,163,998,318 | 65,046,160,196 | 3,117,838,122 | |
不動産の信託の受益権 | 11,814,190 | 21,917,671 | △10,103,480 | |
計 | 102,854,319,045 | 101,193,946,478 | 1,660,372,566 | |
分類及び種類 | 行政財産 | 28,962,500,104 | 30,189,872,073 | △1,227,371,968 |
公用財産 | 18,777,411,762 | 20,034,876,808 | △1,257,465,046 | |
公共用財産 | 648,038,274 | 665,168,556 | △17,130,282 | |
皇室用財産 | 514,122,617 | 525,061,221 | △10,938,604 | |
企業用財産 | 9,022,927,450 | 8,964,765,487 | 58,161,963 | |
普通財産 | 73,891,818,940 | 71,004,074,405 | 2,887,744,535 |
23年度末現在額を前年度末現在額と比べると、年度中に増加した額は8兆6577億9010万余円、減少した額は6兆9974億1753万余円で、差引き1兆6603億7256万余円増加している。なお、これらの中には台帳価格の改定(注1) が行われたことにより増加した額3兆1948億0875万余円、減少した額3兆0926億9224万余円が含まれている。
そのほか年度中に増加したもの及び減少したもののうち主なものは、次のとおりである。
増加したもの | 減少したもの | ||||
区分 | 事由 | 金額(千円) | 区分 | 事由 | 金額(千円) |
政府出資等 | 出資 | 3,306,505,177 | 政府出資等 | 資本金減少 | 1,595,573,276 |
船舶 | 新造 | 163,962,498 | 政府出資等 | 売払 | 390,013,076 |
工作物 | 新設 | 159,237,211 | 政府出資等 | 出資金回収 | 318,522,297 |
建物 | 新築 | 123,938,728 | 土地 | 売払 | 80,235,206 |
航空機 | 新造 | 89,902,236 | 立木竹 | 伐採 | 15,537,122 |
また、平成23年度国有財産無償貸付状況総計算書における無償貸付財産の年度末現在額は、次のとおりである。
区分 | 23年度末現在額(千円) | 22年度末現在額(千円) | 差引き増△減(千円) |
土地 | 1,034,907,502 | 1,057,426,009 | △22,518,506 |
立木竹 | 649,560 | 704,643 | △55,083 |
建物 | 8,242,749 | 658,233 | 7,584,515 |
工作物 | 401,801 | 1,020,514 | △618,712 |
計 | 1,044,201,613 | 1,059,809,400 | △15,607,786 |
なお、国有財産法施行令第19条の規定に基づき、各省各庁の長は、天災その他の事故により国有財産を滅失又は損傷したときは、直ちに当該財産の損害見積価額等を財務大臣に通知しなければならないこととなっており、23年度の通知のうち東日本大震災により被災した国有財産の滅失又は損傷に係るものは48件で、滅失したもの及び損傷したものの金額は、次のとおりである。
区分 | 滅失したもの | 損傷したもの |
金額(千円) | 金額(千円) | |
立木竹 | 253,485 | 81,472 |
建物 | 194,525 | 1,403,148 |
工作物 | 482,614 | 234,806 |
計 | 930,625 | 1,719,427 |
(注2) | 損害見積価額が500万円を超えない場合や船舶及び航空機が滅失又は毀損した場合には通知を要しないこと、損害見積価額が確定していないことなどから通知されていないものがあるため、上記の金額は、東日本大震災により被災した国有財産の滅失又は損傷額の全額ではない。 |
(注3) | 上記の通知の中には、建物と工作物を合算した金額や工作物と立木竹を合算した金額のものがあり、これらの金額は区分ごとに分けられないため、損傷したものの建物の金額には工作物の金額が、工作物の金額には立木竹の金額が含まれている。 |