この特別会計は、国有林野事業を国有林野の有する公益的機能の維持増進を基本としつつ企業的に運営し、その健全な発達に資することを目的として、その経理を一般会計と区分して行うため設置されていたものである。
なお、同特別会計は、国有林野の有する公益的機能の維持増進を図るための国有林野の管理経営に関する法律等の一部を改正する等の法律(平成24年法律第42号)により25年4月1日に廃止された。そして、24年度の末日において同特別会計に所属していた権利及び義務は、一般会計に帰属するものとされた。ただし、当該権利及び義務のうち、復興事業に係るものは東日本大震災復興特別会計に、国有林野事業特別会計の負担に属する借入金に係るものは国有林野事業債務管理特別会計に、それぞれ帰属するものとされた。
国有林野事業特別会計の24年度の歳入歳出決算、損益、借入金及び主な業務実績は次のとおりである。
歳入 | 徴収決定済額(千円) | 収納済歳入額(千円) | 不納欠損額(千円) | 収納未済歳入額(千円) |
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24年度 | 534,435,226 | 533,027,355 | 95,176 | 1,312,694 |
23年度 | 462,332,665 | 461,196,873 | 99,767 | 1,036,024 |
歳出 | 歳出予算現額(千円) | 支出済歳出額(千円) | 翌年度繰越額(千円) | 不用額(千円) |
24年度 | 558,281,344 | 469,819,413 | 80,904,124 | 7,557,806 |
23年度 | 509,178,375 | 460,639,323 | 38,680,418 | 9,858,633 |
翌年度繰越額の主なものは、治山事業費(歳出予算現額580億9960万余円)の367億3375万余円、国有林野森林整備事業費(同796億0216万余円)の273億4495万余円及び国有林野事業費(同813億2775万余円)の68億4860万余円である。
区分 | 24 年度(千円) | 23 年度(千円) |
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利益 | 112,780,729 | 120,673,309 |
(うち売上高21,035,166) | (うち売上高22,069,317) | |
損失 | 138,963,494 | 144,397,541 |
(うち経営費45,020,745) | (うち経営費47,385,234) | |
損失金 | 26,182,764 | 23,724,231 |
(前年度繰越利益金 | 468,341,394 | 444,617,163) |
(翌年度繰越利益金 | 494,524,158 | 468,341,394) |
区分 | 24年度末(千円) | 23年度末(千円) |
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借入金現在額(財政融資資金等) | 1,272,121,063 | 1,276,185,873 |
区分 | 24年度 | (23年度) |
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立木売払い | 690千 | 798千 |
製品売払い | 2,359千 | 2,127千 |
立木の保育 | 110千ha | 96千ha |
林道改良 | 508km | 904km |
直轄治山事業 | 1,303か所 | 1,131か所 |