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  • 国会からの検査要請事項に関する報告(検査要請)|
  • 会計検査院法第30条の3の規定に基づく報告書|
  • 令和3年4月

高速道路に係る料金、債務の返済等の状況に関する会計検査の結果について


前文

参議院決算委員会において、令和元年6月10日、国家財政の経理及び国有財産の管理に関する調査のため、会計検査院に対し、高速道路に係る料金、債務の返済等の状況について会計検査を行い、その結果を報告するよう要請することが決定され、同日参議院議長を経て、会計検査院長に対し会計検査及びその結果の報告を求める要請がなされた。これに対して、会計検査院は、同月11日、検査官会議において本要請を受諾することを決定した。

本報告書は、上記の要請により実施した会計検査の結果について、会計検査院長から参議院議長に対して報告するものである。

令和3年4月

会計検査院


目次

第1 検査の背景及び実施状況

1 検査の要請の内容

2 高速道路に係る料金、債務の返済等の概要

(1) 高速道路整備の経緯等
ア 有料道路制度の概要
イ 高速道路整備の経緯
ウ 道路関係四公団の民営化
(2) 民営化後の事業の枠組み
ア 高速道路に係る機構と6会社との協定
イ 機構の目的と業務の範囲等
ウ 6会社の目的と事業の範囲等
エ 高速道路の種類及び有料道路の区分
オ 国土交通省による民営化後の業務点検
(3) 高速道路の料金徴収と料金の額の基準等
ア 高速道路の料金徴収
イ 料金の額の基準等
(4) 機構の業務運営等
ア 中期目標、中期計画及び業務実施計画
イ 債務返済計画及び6会社の収支予算の明細
ウ 財務諸表の作成等
エ 高速道路事業に関する情報開示
(5) 国による支援等
ア 国による支援
イ 一般会計における債務の承継等

3 これまでの会計検査の実施状況

4 検査の観点、着眼点、対象及び方法

(1) 検査の観点及び着眼点
(2) 検査の対象及び方法

第2 検査の結果

1 高速道路に係る料金設定及び利用の状況

(1) 高速道路の利用状況
ア 機構の保有延長
イ 6会社が管理している高速道路の管理延長、利用台数等
ウ 推定交通量に対する実績交通量
エ 計画料金収入に対する実績料金収入
オ 令和2年度の利用状況
(2) 高速道路に係る料金設定
ア 6会社の料金設定
イ 高速道路の料金水準の見直しなど
ウ 料金の性格とその水準等
エ 料金の割引等とその影響

2 各高速道路株式会社の経営状況

(1) 高速道路事業の実施状況
ア 高速道路の新設、改築等
イ 特定更新等工事
ウ 高速道路の管理等
エ 資金調達の状況
(2) 会社の財務状況
ア 損益の状況
イ 財務基盤の安定性
ウ 利益剰余金と処分の状況

3 高速道路に係る債務の返済状況及び機構の財務の状況

(1) 高速道路に係る債務の返済状況
ア 機構の債務の返済等の状況
イ 債務返済計画
ウ 債務の返済等が完了していない路線網等ごとの債務返済計画
(2) 機構の財務の状況
ア 損益の状況
イ 財務基盤の安定性
ウ 高速道路事業全体の財務の状況

4 国による支援の状況

(1) 財政上の支援等
ア 財政上の支援
イ 金融上の支援
ウ 税制上の支援
エ 債務承継による支援
(2) その他の支援
ア 新直轄方式による高速自動車国道の整備
イ 合併施行方式による高速道路の整備

第3 検査の結果に対する所見

1 検査の結果の主な内容

2 所見

別図表

  • 本文及び図表中の数値は、原則として、表示単位未満を切り捨てているため、図表中の数値を集計しても計が一致しないものがある。
  • 図表中の金額欄の「0」は単位未満あり、「-」は皆無を示す。
  • 図表は、本報告書の取りまとめに当たって、会計検査院が作成したものである。