参議院決算委員会において、平成18年6月7日、国家財政の経理及び国有財産の管理に関する調査のため、会計検査院に対し、各府省等が締結している随意契約の状況について会計検査を行い、その結果を報告するよう要請することが決定され、同日参議院議長を経て、会計検査院長に対し会計検査及びその結果の報告を求める要請がなされた。これに対して、会計検査院は、同月8日、検査官会議において本要請を受諾することを決定した。そして、当該要請により実施した会計検査の結果については、19年10月17日、会計検査院長から参議院議長に対して報告を行ったが、各府省等による随意契約の見直し状況に係る検証を中心に引き続き検査を実施し、検査の結果については、取りまとめが出来次第報告することとした。
本報告書は、上記の引き続き検査を実施することとしたものに係る会計検査の結果について、会計検査院長から参議院議長に対して報告するものである。
平成20年9月
会計検査院
目次
3 公益法人に対する随意契約の実施状況及び公益法人による再委託の状況
(2) 公益法人を契約相手方とする随意契約において随意契約とした理由の状況
(3) 19年報告に掲記した公益法人を契約相手方とする契約(個別の事態)の見直し状況