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  • 平成10年度|
  • 第6章 歳入歳出決算その他検査対象の概要|
  • 第2節 歳入歳出決算等検査対象別の概要|
  • 第1 歳入歳出決算|
  • 2 特別会計

郵政事業特別会計


(32) 郵政省所管 郵政事業特別会計

 この特別会計は、郵便、郵便為替及び郵便振替の事業、郵便貯金、簡易生命保険の取扱いに関する業務等の郵政事業を企業的に経営し、その健全な発達に資することを目的として、その経理を一般会計と区分して行うため設置されているものである。
 同特別会計の10年度の歳入歳出決算、損益、借入金等及び主な業務実績は次のとおりである。

1 歳入歳出決算

  区分 10年度 (9年度)

千円 千円
(歳入)

 徴収決定済額 7,124,535,925 7,129,264,290
 不納欠損額 72,205 18,548
(歳出)

 歳出予算現額 7,509,256,482 7,899,740,866
 支出決定済歳出額 7,113,086,254 7,165,635,724
 翌年度繰越額 10,633,164 25,213,053
 不用額 385,537,063 708,892,088

 翌年度繰越額はすべて局舎其他施設費(歳出予算現額3689億1205万余円)の分である。また、不用額の主なものは、業務費(同4兆1557億6042万余円)の2779億1056万余円、業務外支出(収入印紙収入繰入及買戻金等。同2兆5702億4400万余円)の638億2285万余円及び局舎其他施設費の388億0364万余円である。

2 損益

  区分 10年度 (9年度)

 利益
 (うち郵便業務収入)
千円
4,120,345,622
(2,059,057,711)
千円
4,218,438,689
(2,140,340,538)
 損失
 (うち郵便費)
4,184,680,504
(1,772,666,833)
4,186,593,295
(1,761,027,721)
 利益金(△欠損金) △64,334,882 31,845,393
(利益金又は欠損金の処理)

 翌年度に積立金を減額して整理 64,334,882
 翌年度に積立金に組入れ 31,845,393

3 借入金等

  区分 10年度末 (9年度末)

借入金現在額
千円
884,406,000
千円
809,146,000
(資金運用部資金及び簡易生命保険の積立金)
積立金現在額 367,703,995 335,858,602

4 主な業務実績

  区分 10年度 (9年度)
普通通常郵便物取扱数 21,094,551千通 20,901,679千通
特殊通常郵便物取扱数 684,317千通 676,144千通
小包郵便物取扱数 316,444千個 325,969千個

 なお、この特別会計について検査した結果、「第3章 個別の検査結果」に「職員の不正行為による損害が生じたもの」(参照) 及び「郵便局間の資金輸送業務を委託するに当たり、仕様の決定方法を明確にするなどして委託費の積算を適切に行うこととするよう改善させたもの」(参照) を掲記した。