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  • 平成12年度|
  • 第6章 歳入歳出決算その他検査対象の概要|
  • 第2節 歳入歳出決算等検査対象別の概要|
  • 第1 歳入歳出決算|
  • 2 特別会計

郵政事業特別会計


(2) 総務省所管 郵政事業特別会計

 この特別会計は、郵便、郵便為替及び郵便振替の事業、郵便貯金、簡易生命保険の取扱いに関する業務等の郵政事業を企業的に経営し、その健全な発達に資することを目的として、その経理を一般会計と区分して行うため設置されているものである。
 同特別会計の12年度の歳入歳出決算、損益、借入金等及び主な業務実績は次のとおりである。

1 歳入歳出決算

  区分 12年度 (11年度)
千円 千円
(歳入)
 徴収決定済額 7,169,569,200 7,177,619,112
 不納欠損額 35,286 10,319
(歳出)
 歳出予算現額 7,518,395,032 7,611,319,259
 支出決定済歳出額 7,171,768,394 7,184,227,619
 翌年度繰越額 8,861,841 11,553,317
 不用額 337,764,796 415,538,322

 不用額の主なものは、業務費(歳出予算現額4兆1114億9035万余円)の2531億9978万余円及び局舎其他施設費(同2763億9125万余円)の644億3389万余円である。

2 損益

  区分 12年度 (11年度)
千円 千円
 利益 4,135,653,870 4,119,137,073
 (うち郵便業務収入) (2,055,216,474) (2,060,448,562)
 損失 4,157,976,102 4,185,156,838
 (うち郵便費) (1,737,842,060) (1,778,615,281)
 欠損金 22,322,232 66,019,764
(欠損金の処理)
 翌年度に積立金を減額して整理 22,322,232 66,019,764

3 借入金等

  区分 12年度末 (11年度末)
千円 千円
 借入金現在額 883,858,000 908,528,000
 (資金運用部資金及び簡易生命保険の積立金)
 積立金現在額 237,349,348 303,369,113

4 主な業務実績

  区分 12年度 (11年度)
 普通通常郵便物取扱数 21,793,180千通 21,297,066千通
 特殊通常郵便物取扱数 644,349千通 678,064千通
 小包郵便物取扱数 310,477千個 319,465千個

 なお、この特別会計について検査した結果、「第3章 個別の検査結果」に「収入印紙等の売渡しに当り、省令等に違反して支払保証のない小切手を受け入れたため、売渡代金の回収が困難となっているもの」 及び「職員の不正行為による損害が生じたもの」 を、「第4章 特定検査対象に関する検査状況」に「郵政官署における渡切費制度について」 を掲記した。