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  • 平成13年度|
  • 第6章 歳入歳出決算その他検査対象の概要|
  • 第2節 歳入歳出決算等検査対象別の概要|
  • 第1 歳入歳出決算|
  • 2 特別会計

簡易生命保険特別会計


(4) 総務省所管 簡易生命保険特別会計

 この特別会計は、簡易生命保険の事業の経営に関する経理を一般会計と区分して行うため設置されているものである。
 同特別会計の積立金は、簡易生命保険事業の経営を健全なものとするため、「簡易生命保険の積立金の運用に関する法律」(昭和27年法律第210号)に基づいて総務大臣が管理し、運用している。
 同特別会計の13年度の歳入歳出決算、損益、積立金及びその運用資産並びに主な業務実績は次のとおりである。

1 歳入歳出決算

区分 13年度 (12年度)
  千円 千円
(歳入)    
 徴収決定済額 19,030,327,766 19,247,021,997
 収納済歳入額 19,030,327,766 19,247,021,997
(歳出)    
 歳出予算現額 16,650,669,838 15,845,370,846
 支出済歳出額 15,087,492,320 14,021,045,208
 不用額 1,563,177,517 1,824,325,637

 不用額の主なものは、保険費(歳出予算現額15兆1214億3364万余円)の1兆3124億7769万余円、諸支出金(同7269億8978万余円)の1212億4018万余円及び郵政事業特別会計へ繰入(同7550億6271万円)の1160億6513万円である。

2 損益

区分 13年度 (12年度)
  千円 千円
利益 141,249,640,164 136,121,718,358
(うち保険料収入) (15,199,948,854) (15,395,372,616)
損失 141,249,640,164 136,121,718,358
(うち保険費) (13,808,955,945) (12,670,640,962)

3 積立金及びその運用資産

区分 13年度末 (12年度末)
  千円 千円
積立金現在額 120,818,929,156 115,592,952,366
運用資産    

 有価証券現在額
(注)
72,067,496,144

66,059,582,531
 貸付金現在額 30,407,384,929 31,340,211,483
 預金現在額 5,312,948,082 5,162,058,351
 運用寄託金現在額 13,031,100,000 13,031,100,000
 このうち外貨債券の現在額は2,293,159,812千円である。その外貨による取得価額(13,845,228,017.69米ドルほか)を13年度末の実勢為替相場により円換算すると2,614,179,231千円となり、上記現在額を321,019,419千円上回ることとなる。

4 主な業務実績

区分   13年度 (12年度)
簡易生命保険契約の年度末保有契約 件数 84,280千件 86,760千件
金額 204,525,925,428千円 208,089,854,761千円
簡易生命保険契約の新規契約 件数 5,734千件 6,333千件
金額 15,147,619,481千円 15,328,520,153千円
保険金及年金支払額 金額 11,083,121,956千円 10,006,990,689千円
還付金支払額 金額 2,008,690,887千円 1,888,731,481千円
分配金支払額 金額 717,143,100千円 774,918,791千円

 なお、この特別会計について検査した結果、「第3章 個別の検査結果」に「職員の不正行為による損害が生じたもの」 、「第4章 特定検査対象に関する検査状況」に「特別会計の決算分析について」 を掲記した。