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  • 平成13年度|
  • 第6章 歳入歳出決算その他検査対象の概要|
  • 第2節 歳入歳出決算等検査対象別の概要|
  • 第1 歳入歳出決算|
  • 2 特別会計

国有林野事業特別会計


(27) 農林水産省所管 国有林野事業特別会計

 この特別会計は、国有林野事業を国有林野の有する公益的機能の維持増進を基本としつつ企業的に運営し、その健全な発達に資することを目的として、その経理を一般会計と区分して行うため設置されているものである。
 同特別会計は、国有林野事業及び治山の2勘定に区分して経理されており、その勘定別の13年度の歳入歳出決算、損益、借入金及び主な業務実績は次のとおりである。

(国有林野事業勘定)

1 歳入歳出決算

区分 13年度 (12年度)
  千円 千円
(歳入)    
 徴収決定済額 269,872,060 258,611,326
 収納済歳入額 268,322,473 257,337,608
 不納欠損額 10,432 2,557
 収納未済歳入額 1,539,154 1,271,160
(歳出)    
 歳出予算現額 318,180,436 304,438,723
 支出済歳出額 273,819,969 257,222,858
 翌年度繰越額 32,053,430 37,337,102
 不用額 12,307,036 9,878,762

 翌年度繰越額はすべて国有林野事業費(歳出予算現額3171億8043万余円)の分である。また、不用額の主なものは国有林野事業費の113億0703万余円である。

2 損益

区分 13年度 (12年度)
  千円 千円
利益 118,601,867 122,157,609
(うち売上高) (26,273,489) (30,580,207)
損失 170,585,090 177,145,048
(うち経営費) (59,682,571) (62,747,197)
損失金 51,983,223 54,986,439
前年度繰越損失金 95,737,060 40,750,620
翌年度繰越損失金 147,720,283 95,737,060

3 借入金

区分 13年度末 (12年度末)
  千円 千円
借入金現在額 1,231,625,090 1,190,606,855
(財政融資資金等)    

4 主な業務実績

区分 13年度 (12年度)
立木売払い 2,577千m3 2,739千m3
製品売払い 484千m3 571千m3
立木の保育 45千ha 63千ha
林道改良 801km 479km

(治山勘定)

1 歳入歳出決算

区分 13年度 (12年度)
  千円 千円
(歳入)    
 徴収決定済額 236,812,806 255,945,597
 収納済歳入額 236,812,806 255,945,597
(歳出)    
 歳出予算現額 284,156,588 293,191,289
 支出済歳出額 226,279,590 247,545,001
 翌年度繰越額 57,729,455 45,501,748
 不用額 147,542 144,539

 翌年度繰越額の主なものは、改革推進公共投資治山事業費(歳出予算現額257億1279万余円)の208億2076万余円、改革推進公共投資治山事業資金貸付金(同176億1300万円)の165億6803万余円及び治山事業費(同1941億4821万余円)の142億0682万余円である。

2 主な業務実績

区分 13年度 (12年度)
直轄治山事業 3,511箇所 3,966箇所
治山事業に対する補助 10,461箇所 11,978箇所

 なお、この特別会計について検査した結果、「第3章 個別の検査結果」に「地域防災対策総合治山事業の実施に当たり、設計が適切でなかったため、重力式コンクリート擁壁の所要の安全度が確保されていない状態になっているもの」「地域防災対策総合治山事業の実施に当たり、設計が適切でなかったため、重力式コンクリート擁壁等の所要の安全度が確保されていない状態になっているもの」 及び「国有林野事業特別会計における物品の管理を適正かつ効率的に行うよう改善させたもの」 を、「第4章 特定検査対象に関する検査状況」に「特別会計の決算分析について」 を掲記した。