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  • 平成15年度|
  • 第6章 歳入歳出決算その他検査対象の概要|
  • 第2節 歳入歳出決算等検査対象別の概要|
  • 第1 歳入歳出決算|
  • 2 特別会計

国土交通省所管  港湾整備特別会計


(29)国土交通省所管  港湾整備特別会計

 この特別会計は、国が施行する港湾整備事業に関する経理及び港湾管理者が施行する港湾整備事業に対する負担金又は補助金の交付等に関する経理を一般会計と区分して行うため設置されているものである。
 同特別会計は、港湾整備及び特定港湾施設工事の2勘定に区分して経理されており、その勘定別の15年度の歳入歳出決算及び主な業務実績は次のとおりである。

(港湾整備勘定)

1 歳入歳出決算

区分 15年度 (14年度)
   千円 千円
(歳入)      
 徴収決定済額 435,946,781 492,066,038
 収納済歳入額 435,945,386 492,043,017
 不納欠損額 14,729
 収納未済歳入額 1,395 8,291
(歳出)      
 歳出予算現額 482,352,153 574,856,614
 支出済歳出額 418,179,179 466,026,558
 翌年度繰越額 60,479,732 102,768,443
 不用額 3,693,241 6,061,612

 翌年度繰越額の主なものは、港湾事業費(歳出予算現額3092億9686万余円)の468億2839万余円、沖縄港湾事業費(同373億6740万余円)の64億2124万余円及び離島港湾事業費(同356億8104万余円)の41億1075万余円である。

2 主な業務実績

区分 15年度 (14年度)
(直轄事業)      
 港湾の整備 122港 124港
 航路の整備 16航路 16航路
(補助事業)      
 港湾の整備 356港 382港

(特定港湾施設工事勘定)

 この勘定は、企業の合理化に資するために必要な港湾施設の工事に要する費用の一部を受益を受ける事業者に負担させ、国が施行する工事等に関する経理を行うものである。

1 歳入歳出決算

区分 15年度 (14年度)
   千円 千円
(歳入)
 徴収決定済額 14,630,736 16,339,235
 収納済歳入額 14,630,736 16,339,235
(歳出)
 歳出予算現額 14,524,384 16,069,480
 支出済歳出額 13,653,810 15,785,350
 翌年度繰越額 758,670 181,262
 不用額 111,904 102,867

2 主な業務実績

区分 15年度 (14年度)
(直轄事業)      
エネルギー港湾施設の整備 4港 3港

 なお、この特別会計について検査した結果、「第3章 個別の検査結果」に「港湾環境整備事業の実施に当たり、共通仮設費の積算を誤ったため、工事費が割高となっているもの」 及び「廃棄物埋立護岸の整備事業において、審査、確認等の体制の強化を図ることなどにより、補助率の算定及び収益納付を適切に行うよう改善させたもの」 を掲記した。