この特別会計は、国が施行する空港整備事業等に関する経理を一般会計と区分して行うため設置されているものである。
同特別会計の15年度の歳入歳出決算、借入金及び主な業務実績は次のとおりである。
1 歳入歳出決算
区分 | 15年度 | (14年度) |
千円 | 千円 | |
(歳入) | ||
徴収決定済額 | 505,535,408 | 517,815,201 |
収納済歳入額 | 505,502,184 | 516,356,467 |
不納欠損額 | − | 1,392,001 |
収納未済歳入額 | 33,224 | 66,732 |
(歳出) | ||
歳出予算現額 | 516,512,091 | 561,909,252 |
支出済歳出額 | 475,897,684 | 478,582,185 |
翌年度繰越額 | 22,268,416 | 60,935,763 |
不用額 | 18,345,990 | 22,391,303 |
翌年度繰越額の主なものは、空港整備事業費(歳出予算現額1067億5114万余円)の179億6363万余円及び航空路整備事業費(同315億4585万余円)の33億0150万余円である。また、不用額の主なものは、空港等維持運営費(同1538億3116万余円)の100億8861万余円及び空港整備事業費の35億2019万余円である。
2 借入金
区分 | 15年度末 | (14年度末) |
千円 | 千円 | |
借入金現在額 (財政融資資金) | 945,342,000 | 971,716,000 |
3 主な業務実績
区分 | 15年度 | (14年度) |
(直轄事業) | ||
滑走路の新設及び延長 | 5空港 | 5空港 |
航空路監視レーダー施設の整備 | 5箇所 | 10箇所 |
(補助事業) | ||
滑走路の新設及び延長 | 11空港 | 12空港 |
なお、この特別会計について検査した結果、「第3章 個別の検査結果」に「空港整備事業の実施に当たり、施工が設計と相違していたため、進入灯橋りょうの橋脚等の所要の安全度が確保されていない状態になっているもの」 及び「航空保安施設の新設、更新等に伴い購入するレーダー装置等各種装置の予備品の購入契約に当たり、各種装置の製造実績単価を把握するなどして、予備品の積算を適切なものとするよう改善させたもの」 を掲記した。