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  • 平成16年度|
  • 第6章 歳入歳出決算その他検査対象の概要|
  • 第2節 歳入歳出決算等検査対象別の概要|
  • 第7 政府関係機関及びその他の団体|
  • 2 国が資本金の2分の1以上を出資している法人の決算|
  • [3]独立行政法人及び国立大学法人の決算|
  • (国立大学法人)

国立大学法人広島大学


(3)国立大学法人広島大学

 この国立大学法人は、大学の教育研究に対する国民の要請にこたえるとともに、我が国の高等教育及び学術研究の水準の向上と均衡ある発展を図るため、国立大学を設置して教育研究を行うことを目的として設置されているものである。その資本金は16事業年度末現在で1472億5122万余円(全額国の出資)となっている。
 なお、同法人は、16年4月1日、国立大学法人法(平成15年法律第112号)附則第9条の規定により、国が有する権利及び義務のうち同法人が行う業務に関する権利及び義務を承継して設立されたものである。
 同法人の16事業年度の貸借対照表、損益計算書及び主な業務実績は次のとおりである。

1 貸借対照表

区分 16事業年度末  
  千円  
資産 201,244,715  
(うち土地) (96,393,600)  
(うち建物) (64,953,772)  
負債 54,054,520  
(うち資産見返負債) (18,133,961)  
(うち国立大学財務・経営センター債務負担金) (21,842,566)  
(うち長期借入金) (238,875)  
(うち長期無利子借入金) (1,575,293)  
資本 147,190,194  
(うち資本金) (147,251,222)  
(うち資本剰余金) (△1,843,027)(注)  
(うち利益剰余金) (1,782,000)  
 損益外減価償却累計額△4,272,690千円が含まれている。

2 損益計算書

区分 16事業年度  
  千円  
 経常費用 57,262,592  
 (うち業務費) (54,825,074)  
 経常収益 58,488,012  
 (うち運営費交付金収益) (27,922,914)  
 (うち附属病院収益) (16,266,277)  
 経常利益 1,225,419  
 臨時損失 4,892,505  
 臨時利益 5,449,085  
 当期純利益 1,782,000  
 当期総利益 1,782,000  
(利益の処分)    
 (当期未処分利益)    
  当期総利益 1,782,000  
 (利益処分額)    
   国立大学法人法第35条において準用する独立行政法人通則法第44条第3項により主務大臣の承認を受けようとする額    
    教育研究環境整備積立金 1,033,481  
    診療環境整備積立金 748,519  

3 主な業務実績

区分   16事業年度  
(教育)      
 学生数   15,383人  
 学部等の構成   10学部11研究科  
(研究)      
 受託研究受入 件数 151件  
  金額 1,151,611千円  
 共同研究受入 件数 216件  
  金額 545,672千円  
 寄附金受入 件数 1,729件  
  金額 1,665,166千円  
(その他)      
 附属病院   1箇所  
 入院患者延べ数   239,290人  
 外来患者延べ数   471,196人  
(備考)
 前記の財務諸表は、平成17年10月26日現在のものである。

 なお、この法人について検査した結果「第3章 個別の検査結果」に「医薬品、診療材料等の購入などに当たり、当該年度の予算の額を超えて購入等を行い、翌年度等において事実と異なる不適正な会計経理を行って代金を支払っているもの」 及び「診療報酬に係る会計経理について、資産及び収益の認識・計上処理を適切に行い、正確な財務諸表等の作成を行うよう改善させたもの」 を掲記した。