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  • 平成18年度|
  • 第6章 歳入歳出決算その他検査対象の概要|
  • 第2節 歳入歳出決算等検査対象別の概要|
  • 第1 歳入歳出決算|
  • 2 特別会計

電源開発促進対策特別会計


(8) 財務省、文部科学省及び経済産業省所管  電源開発促進対策特別会計

 この特別会計は、国が電源開発促進税の収入を財源として行う電源立地対策及び電源利用対策に関する経理を一般会計と区分して行うため設置されていたものである。
 なお、同特別会計は、特別会計に関する法律(平成19年法律第23号)により19年4月1日に廃止され、同特別会計に所属していた権利及び義務は、同日に設置されたエネルギー対策特別会計の電源開発促進勘定に帰属するものとされた。
 電源開発促進対策特別会計は、電源立地及び電源利用の2勘定に区分して経理されており、その勘定別の18年度の歳入歳出決算、資金及び主な業務実績は次のとおりである。

ア 電源立地勘定

(ア) 歳入歳出決算

区分
18年度
(17年度)
 
千円
千円
(歳入)
 
 
 徴収決定済額
258,673,805
268,008,143
 収納済歳入額
258,673,805
268,008,143
(歳出)
 
 
 歳出予算現額
237,936,295
221,311,364
 支出済歳出額
215,887,100
181,826,122
 翌年度繰越額
8,240,990
13,382,313
 不用額
13,808,204
26,102,927

 不用額の主なものは電源立地対策費(歳出予算現額1724億8802万余円)の125億7995万余円である。

(イ) 資金

区分
18年度末
(17年度末)
 
千円
千円
周辺地域整備資金現在額
121,106,451
106,954,209

(ウ) 主な業務実績

区分
18年度
(17年度)
電源立地地域対策交付金の交付
92地方公共団体
89地方公共団体
104,276,095千円
97,678,781千円
独立行政法人原子力安全基盤機構に対する電源立地勘定運営費交付金の交付
19,681,602千円
14,898,264千円
電源立地等推進対策補助金の交付
247地方公共団体等
106法人等
13,963,712千円
15,545,106千円

イ 電源利用勘定

(ア) 歳入歳出決算

区分
18年度
(17年度)
 
千円
千円
(歳入)
 
 
 徴収決定済額
294,254,009
309,855,875
 収納済歳入額
294,254,009
309,855,875
(歳出)
 
 
 歳出予算現額
274,906,702
263,331,232
 支出済歳出額
235,405,720
207,361,959
 翌年度繰越額
15,202,588
36,527,537
 不用額
24,298,394
19,441,734

 翌年度繰越額の主なものは電源利用対策費(歳出予算現額1102億0028万余円)の151億6300万余円である。また、不用額の主なものは電源利用対策費の218億9371万余円である。

(イ) 主な業務実績

区分
18年度
(17年度)
独立行政法人日本原子力研究開発機構に対する電源利用勘定運営費交付金の交付 
99,848,666千円
45,033,225千円
地域エネルギー開発利用発電事業等促進対策事業に対する補助金の交付
87法人等
67法人
32,272,936千円
25,616,364千円
独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構に対する電源利用勘定運営費交付金の交付
15,779,622千円
28,333,842千円

 なお、この特別会計について検査した結果、「第3章 個別の検査結果」に「サービス産業における先導的な取組に関する支援等に係る委託事業の実施に当たり、免税事業者の人件費等について消費税相当額を含めて算出していたため、委託費の支払額が過大となっているもの」 及び「電源立地地域対策交付金の経理が不当と認められるもの」 を掲記した。