参議院決算委員会において、平成21年6月29日、国家財政の経理及び国有財産の管理に関する調査のため、会計検査院に対し、牛肉等関税を財源とする肉用子牛等対策の施策等について会計検査を行い、その結果を報告するよう要請することが決定され、同日参議院議長を経て、会計検査院長に対し会計検査及びその結果の報告を求める要請がなされた。これに対して、会計検査院は、同月30日、検査官会議において本要請を受諾することを決定した。
本報告書は、上記の要請により実施した会計検査の結果について、会計検査院長から参議院議長に対して報告するものである。
平成22年8月
会計検査院
目次
参考1 畜産、補給金等、肉用子牛及び債務保証の4勘定における主な資金の流れ(平成20年度)
事例一覧
[配合飼料価格の高騰等の異常時に備えるためとして、必要以上に多額の資金を保有しているもの]〔4〕
[当面使用する見込みのないなどの多額の資金を保有しているもの]〔5〕 、〔6〕
[事業実績額等の支出が借受者からの貸付金の回収額等の収入を下回るなどしていて必要以上に多額の資金を保有しているもの]〔7〕 、〔8〕
[基金の運用益により事業を実施しているため、近年の低金利により縮小している事業規模と比較して著しく多額の資金を保有しているもの]〔9〕
[事業実施に充てることが可能な法人の自主財源等の規模を考慮すると事業実施に必要な水準を超えた多額の資金を保有しているもの]〔10〕
[基金事業から生じた収入を機構の承認を受けて支出することとした経費に充てていなかったなどのもの]〔11〕 、〔12〕
(以下、本文及び図表中の数値は、原則として、表示単位未満を切り捨てている。)