ページトップ
  • 平成25年度 |
  • 第3章 個別の検査結果 |
  • 第1節 省庁別の検査結果 |
  • 第13 環境省 |
  • 不当事項 |
  • 補助金

補助事業の実施及び経理が不当と認められるもの


所管、会計名及び科目
環境省所管 一般会計 (組織)環境本省 (項)廃棄物処理施設整備費
(項)東日本大震災復旧・復興環境・経済・社会の統合的向上費
文部科学省所管 一般会計 (組織)文部科学本省
(項)原子力安全対策費
文部科学省、経済産業省及び環境省所管 エネルギー対策特別会計(エネルギー需給勘定) (項)エネルギー需給構造高度化対策費
部局等
環境本省、原子力規制委員会(平成25年3月31日以前は文部科学本省)、2県
補助の根拠
予算補助
補助事業者
(事業主体)
都、県5、一部事務組合2、会社3、計11補助事業者
補助事業等
地域グリーンニューディール基金事業、放射線監視設備整備臨時特別交付金事業、循環型社会形成推進交付金事業等
事業費の合計
8,986,476,004円
上記に対する国庫補助金等交付額の合計
3,385,180,462円
不当と認める事業費の合計
483,681,425円
不当と認める国庫補助金等相当額の合計
374,914,053円

1 補助金等の概要

環境省所管の補助事業は、地方公共団体等が事業主体となって実施するもので、同省は、この事業に要する経費について、直接又は間接に事業主体に対して補助金等を交付している。

2 検査の結果

本院は、合規性等の観点から、26都道府県、177市町村等及び18会社等において、実績報告書等の書類によるなどして会計実地検査を行った。

その結果、6都県、2一部事務組合、3会社、計11事業主体が実施した地域グリーンニューディール基金事業、放射線監視設備整備臨時特別交付金事業、循環型社会形成推進交付金事業等に係る国庫補助金等計374,914,053円が不当と認められる。

これを不当の態様別に示すと次のとおりである。

(1)補助金で造成した基金の使用が適切でなかったもの

5件 不当と認める国庫補助金  21,633,249円

(2)設備の設計が適切でなかったもの

2件 不当と認める国庫補助金 267,701,804円

(3)補助の対象とならないなどのもの

2件 不当と認める国庫補助金 4,450,000円

(4)補助対象事業費を過大に精算するなどしていたもの

1件 不当と認める国庫補助金 81,129,000円

また、不当の態様別・事業主体別に掲げると次のとおりである。

(1)補助金で造成した基金の使用が適切でなかったもの

(2)設備の設計が適切でなかったもの

(3)補助の対象とならないなどのもの

(4)補助対象事業費を過大に精算するなどしていたもの