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  • 平成11年度|
  • 第6章 歳入歳出決算その他検査対象の概要|
  • 第2節 歳入歳出決算等検査対象別の概要|
  • 第1 歳入歳出決算|
  • 2 特別会計

国立学校特別会計


(13) 文部省所管 国立学校特別会計

 この特別会計は、国立学校の充実に資するとともに、その経理を一般会計と区分して行うため設置されているものである。
 同特別会計の11年度の歳入歳出決算、借入金等及び主な業務実績は次のとおりである。

1 歳入歳出決算

  区分 11年度 (10年度)
千円 千円
(歳入)
 徴収決定済額 3,257,486,795 3,307,718,276
 収納済歳入額 3,230,474,507 3,282,750,981
 不納欠損額 26,150,424 24,230,552
 収納未済歳入額 861,864 736,742
(歳出)
 歳出予算現額 3,238,236,653 3,267,761,649
 支出済歳出額 2,906,870,596 2,833,238,254
 翌年度繰越額 255,340,091 334,590,170
 不用額 76,025,965 99,933,224

 不納欠損額の主なものは授業料及入学検定料(徴収決定済額3527億8793万余円)の261億2025万余円である。翌年度繰越額の主なものは、施設整備費(歳出予算現額6966億7667万余円)の2498億9038万余円及び大学附属病院(同6094億3609万円)の47億3989万余円である。また、不用額の主なものは、国立学校(同1兆5685億8864万余円)の594億2714万余円、産学連携等研究費(同635億2921万余円)の65億8397万余円及び大学附属病院の41億7972万余円である。

2 借入金等

  区分 11年度末 (10年度末)
千円 千円
 借入金現在額 1,034,682,106 1,013,492,950
 (資金運用部資金)
 積立金現在額 30,681,907 32,581,907
 特別施設整備資金現在額 20,185,231 10,402,277

3 主な業務実績

  区分 11年度末 (10年度末)
(国立大学等における教育、研究)
 国立大学 99校 99校
 国立短期大学 2校 2校
 国立高等専門学校等 55校 55校
 大学共同利用機関等 17箇所 17箇所
(国立大学医学部附属病院等の運営)
 附属病院 60箇所 60箇所

 なお、この特別会計について検査した結果、「第3章 個別の検査結果」に「大学病院における診療報酬の請求に当たり、手術料等の請求額が不足していたもの」「職員の不正行為による損害が生じたもの」「職員の不正行為による損害が生じたもの及びこれに対する当局の処置が不当と認められるもの」 及び「大学病院における患者給食業務の実施に当たり、委託料等の算定方法を適切なものにするよう是正改善の処置を要求し及び外部委託の契約方式について随意契約から一般競争契約に移行するための適切な措置を講ずるよう改善の意見を表示したもの」 を、「第4章 第2節 特定検査対象に関する検査状況」に「H—IIロケット及びM—Vロケットの開発について」 を掲記した。