この特別会計は、燃料安定供給対策、エネルギー需給構造高度化対策、電源立地対策、電源利用対策、原子力安全規制対策及び原子力損害賠償支援対策に関する経理を一般会計と区分して行うため設置されているものである。
同特別会計は、エネルギー需給、電源開発促進及び原子力損害賠償支援の3勘定に区分して経理されており、その勘定別の2年度の歳入歳出決算、借入金、資金、納付金及び主な業務実績は次のとおりである。
(ア) 歳入歳出決算
歳入
|
徴収決定済額(千円) | 収納済歳入額(千円) | 不納欠損額(千円) | 収納未済歳入額(千円) |
---|---|---|---|---|
2年度 | 2,492,321,444 | 2,492,151,253 | 170,191 | ― |
元年度 | 2,509,429,359 | 2,507,896,746 | ― | 1,532,612 |
歳出
|
歳出予算現額(千円) | 支出済歳出額(千円) | 翌年度繰越額(千円) | 不用額(千円) |
2年度 | 2,434,060,866 | 2,107,493,452 | 151,447,546 | 175,119,867 |
元年度 | 2,392,842,103 | 2,150,804,702 | 104,845,708 | 137,191,692 |
翌年度繰越額は、エネルギー需給構造高度化対策費(歳出予算現額4876億4560万余円)の1190億2690万余円及び燃料安定供給対策費(同2688億9650万余円)の324億2064万余円である。また、不用額の主なものは、燃料安定供給対策費の791億1741万余円、エネルギー需給構造高度化対策費の623億1847万余円及び国債整理基金特別会計へ繰入(同1兆4473億2474万余円)の289億1054万余円である。
(イ) 借入金
区分
|
2年度末(千円) | 元年度末(千円) |
---|---|---|
借入金現在額(民間資金等)
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332,709,863 | 350,009,653 |
(ウ) 主な業務実績
区分
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2年度 | (元年度) |
---|---|---|
国家備蓄石油の年度末現在高 | ||
(原油)
|
4626万kL | 4674万kL |
(指定石油製品)
|
142万kL | 142万kL |
(石油ガス)
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139万t | 139万t |
国家備蓄石油の管理等の委託 | 57,502,800千円 | 62,162,264千円 |
石油備蓄事業補給金の交付
|
25,671,542千円 | 25,719,805千円 |
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構に対するエネルギー需給勘定運営費交付金の交付
|
149,216,360千円 | 146,673,713千円 |
二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金の交付
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94,103,356千円 | 77,143,310千円 |
(ア) 歳入歳出決算
歳入
|
徴収決定済額(千円) | 収納済歳入額(千円) | 不納欠損額(千円) | 収納未済歳入額(千円) |
---|---|---|---|---|
2年度 | 370,649,056 | 370,649,056 | ― | ― |
元年度 | 367,726,604 | 367,725,125 | 1,479 | ― |
歳出
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歳出予算現額(千円) | 支出済歳出額(千円) | 翌年度繰越額(千円) | 不用額(千円) |
2年度 | 347,780,672 | 311,805,454 | 9,919,922 | 26,055,295 |
元年度 | 347,996,163 | 317,600,888 | 11,295,171 | 19,100,103 |
不用額の主なものは、電源立地対策費(歳出予算現額1702億6374万余円)の163億1309万余円、事務取扱費(同268億3611万余円)の39億9368万余円及び原子力安全規制対策費(同407億3718万余円)の34億6276万余円である。
(イ) 資金
区分
|
2年度末(千円) | 元年度末(千円) |
---|---|---|
周辺地域整備資金現在額
|
― | 125,145 |
(ウ) 主な業務実績
区分
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2年度 | (元年度) |
---|---|---|
電源立地地域対策交付金の交付
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107地方公共団体 74,931,267千円 |
107地方公共団体 80,610,446千円 |
国立研究開発法人日本原子力研究開発機構に対する電源利用勘定運営費交付金の交付
|
93,642,358千円 | 93,876,428千円 |
原子力損害賠償・廃炉等支援機構に対する交付金の交付
|
47,000,000千円 | 47,000,000千円 |
(ア) 歳入歳出決算
歳入
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徴収決定済額(千円) | 収納済歳入額(千円) | 不納欠損額(千円) | 収納未済歳入額(千円) |
---|---|---|---|---|
2年度 | 8,292,636,583 | 8,292,636,583 | ― | ― |
元年度 | 8,011,468,460 | 8,011,468,460 | ― | ― |
歳出
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歳出予算現額(千円) | 支出済歳出額(千円) | 翌年度繰越額(千円) | 不用額(千円) |
2年度 | 11,762,001,975 | 8,198,729,117 | ― | 3,563,272,857 |
元年度 | 12,019,710,446 | 7,908,230,339 | ― | 4,111,480,106 |
不用額の主なものは、国債整理基金特別会計へ繰入(歳出予算現額11兆7620億0098万余円)の3兆5632億7250万円である。
(イ) 借入金
区分
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2年度末(千円) | 元年度末(千円) |
---|---|---|
借入金現在額(民間資金)
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7,932,195,000 | 7,682,223,000 |
(ウ) 資金
区分
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2年度末(千円) | 元年度末(千円) |
---|---|---|
原子力損害賠償支援資金現在額
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58,295,007 | 58,295,007 |
(エ) 納付金
区分
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2年度末(千円) | 元年度末(千円) |
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原子力損害賠償・廃炉等支援機構納付金収入 | 257,200,316 | 257,256,951 |
なお、この特別会計について検査した結果、不当事項5件((101)、(128)、(132)-(134)参照)及び意見を表示し又は処置を要求した事項2件(2か所参照 リンク10049 20267)を掲記した。