平成７年度決算検査報告
農林水産省所管の補助事業は、地方公共団体等が事業主体となって実施するもので、同省では、これらの事業主体に対して事業に要する経費について補助金を交付している。
２ 検査の結果
検査の結果、７事業主体が実施した森林災害復旧事業、広域営農団地農道整備事業等の７事業に係る国庫補助金１０７，５１３，５０７円が不当と認められる。
これを不当の態様別に示すと次のとおりである。
〔1〕 工事の設計が適切でないもの
| 3事業 | 不当と認める国庫補助金 | 51,343,732円 |
〔2〕 補助対象事業費を過大に精算しているもの
| 2事業 | 不当と認める国庫補助金 | 46,571,305円 |
〔3〕 補助事業で設置した施設を無断で処分しているもの
| 1事業 | 不当と認める国庫補助金 | 5,991,771円 |
〔4〕 工事費の積算が過大となっているもの
| 1事業 | 不当と認める国庫補助金 | 3,606,699円 |
これを個別に示すと次のとおりである。