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  • 平成28年度|
  • 第3章 個別の検査結果|
  • 第1節 省庁別の検査結果|
  • 第10 経済産業省|
  • 不当事項|
  • 補助金

補助事業の実施及び経理が不当と認められるもの


会計名及び科目
一般会計 (組織)経済産業本省
(項)地域経済活性化対策費
(組織)中小企業庁
(項)経営革新・創業促進費
(項)経営安定・取引適正化費
東日本大震災復興特別会計
(組織)経済産業本省
(項)経済・産業及エネルギー安定供給確保等復興政策費
(組織)中小企業庁
(項)経済・産業及エネルギー安定供給確保等復興事業費(平成23年度は、一般会計 (組織)中小企業庁 (項)中小企業事業環境整備費)
部局等
経済産業本省、2経済産業局
補助の根拠
予算補助
補助事業者
事業主体
県2、会社等3、計5補助事業者(2会社)
間接補助事業者
事業主体
6会社
補助事業
地域経済産業復興立地推進事業、中小企業組合等共同施設等災害復旧事業、下請中小企業・小規模事業者自立化支援対策事業等
事業費の合計
1,669,409,985円
補助対象事業費の合計
1,444,406,390円
上記に対する国庫補助金交付額の合計
793,136,416円
不当と認める補助対象事業費の合計
472,488,021円
不当と認める国庫補助金相当額の合計
300,743,500円

1 補助金等の概要

経済産業省所管の補助事業は、地方公共団体、会社等が事業主体となって実施するもので、同省は、この事業に要する経費について、直接又は間接に事業主体に対して補助金等を交付している。

2 検査の結果

本院は、合規性等の観点から、26道府県、57市町村及び710会社等において、実績報告書、決算書等の書類によるなどして会計実地検査を行った。

その結果、8会社が事業主体となって実施した地域経済産業復興立地推進事業、中小企業組合等共同施設等災害復旧事業、下請中小企業・小規模事業者自立化支援対策事業等に係る国庫補助金300,743,500円が不当と認められる。

これを不当の態様別に示すと次のとおりである。

(1) 補助対象事業費を過大に精算していたもの

4件 不当と認める国庫補助金  33,511,684円

(2) 補助金により造成した基金の使用が適切でなかったもの

2件 不当と認める国庫補助金 255,329,149円

(3) 補助の対象とならないもの

1件 不当と認める国庫補助金  9,352,667円

(4) 補助事業により取得した財産を無断で処分していたもの

1件 不当と認める国庫補助金  2,550,000円

また、不当の態様別・事業主体別に掲げると次のとおりである。

(1) 補助対象事業費を過大に精算していたもの

(2) 補助金により造成した基金の使用が適切でなかったもの

(3) 補助の対象とならないもの

(4) 補助事業により取得した財産を無断で処分していたもの