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  • 平成20年度|
  • 第6章 歳入歳出決算その他検査対象の概要|
  • 第2節 歳入歳出決算等検査対象別の概要|
  • 第1 歳入歳出決算|
  • 2 特別会計

文部科学省、経済産業省及び環境省所管  エネルギー対策特別会計


(8) 文部科学省、経済産業省及び環境省所管  エネルギー対策特別会計

 この特別会計は、国が行う燃料安定供給対策、エネルギー需給構造高度化対策、電源立地対策及び電源利用対策に関する経理を一般会計と区分して行うため設置されているものである。
 同特別会計は、エネルギー需給及び電源開発促進の2勘定に区分して経理されており、その勘定別の20年度の歳入歳出決算、借入金、資金及び主な業務実績は次のとおりである。

ア エネルギー需給勘定

(ア) 歳入歳出決算

歳入 徴収決定済額(千円) 収納済歳入額(千円) 不納欠損額(千円) 収納未済歳入額(千円)
20年度
19年度
2,288,853,626
2,331,692,143
2,288,852,738
2,331,679,620
888
12,522

歳出 歳出予算現額(千円) 支出済歳出額(千円) 翌年度繰越額(千円) 不用額(千円)
20年度
19年度
2,304,014,685
2,390,924,451
2,035,847,866
2,030,482,101
92,686,349
52,063,561
175,480,469
308,378,788

 翌年度繰越額は、エネルギー需給構造高度化対策費(歳出予算現額2354億7973万余円)の825億4311万余円及び燃料安定供給対策費(同2968億5024万余円)の101億4323万余円である。また、不用額の主なものは、燃料安定供給対策費の889億4854万余円、国債整理基金特別会計へ繰入(同1兆6038億1771万円)の663億6363万余円及びエネルギー需給構造高度化対策費の184億6413万余円である。

(イ) 借入金

区分 20年度末(千円) 19年度末(千円)
借入金現在額(財政融資資金等) 385,561,404 451,277,593

(ウ) 主な業務実績

区分   20年度 (19年度)
国家備蓄石油の年度末現在高 5085万kl 5096万kl
国家備蓄石油の管理等の委託 54,517,285千円 66,994,324千円
石油備蓄事業補給金 26,061,061千円 28,645,857千円
独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構に対するエネルギー需給勘定運営費交付金の交付 99,610,582千円 95,319,634千円
エネルギー使用合理化設備導入促進等対策費補助金 46,472,445千円

イ 電源開発促進勘定

(ア) 歳入歳出決算

歳入 徴収決定済額(千円) 収納済歳入額(千円) 不納欠損額(千円) 収納未済歳入額(千円)
20年度
19年度
384,011,708
432,240,404
383,974,872
432,240,404

36,835
歳出 歳出予算現額(千円) 支出済歳出額(千円) 翌年度繰越額(千円) 不用額(千円)
20年度
19年度
373,549,184
398,545,405
346,147,152
371,603,599
1,459,304
2,080,510
25,942,728
24,861,295

 不用額の主なものは、電源立地対策費(歳出予算現額1709億3976万余円)の218億0470万余円及び電源利用対策費(同393億4634万余円)の25億0996万余円である。

(イ) 資金

区分 20年度末(千円) 19年度末(千円)
周辺地域整備資金現在額 124,426,289 122,587,402

(ウ) 主な業務実績

区分 20年度 (19年度)
電源立地地域対策交付金の交付 100地方公共団体
103,052,663千円
101地方公共団体
106,886,045千円
独立行政法人日本原子力研究開発機構に対する電源利用勘定運営費交付金の交付 105,435,456千円 104,456,134千円
独立行政法人原子力安全基盤機構に対する電源立地勘定運営費交付金の交付 17,137,100千円 18,112,186千円

 なお、この特別会計について検査した結果、不当事項6件((454)(464)(557)(558)(559)(562) 参照)、意見を表示し又は処置を要求した事項2件(2か所参照    )及び本院の指摘に基づき当局において改善の処置を講じた事項2件(2か所参照    )を掲記した。