会計名及び科目
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一般会計 (組織)農林水産本省 (項)総合食料対策費
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部局等の名称
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近畿農政局
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補助の根拠
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予算補助
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補助事業者
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大阪府
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間接補助事業者
(事業主体)
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こつまなんきん普及推進協議会
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補助事業
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食品産業機能高度化特別対策
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補助事業の概要
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地域の特性を活かした食品産業の事業展開を促進するため、平成16年度に醸造機器を設置するなどして、伝統野菜を原料とした焼酎を新たに製造するもの
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事業費
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6,861,000円
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上記に対する国庫補助金交付額
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2,861,000円
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不当と認める事業費
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6,861,000円
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不当と認める国庫補助金交付額
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2,861,000円
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この補助事業は、こつまなんきん普及推進協議会(大阪府大阪市)が、食品産業機能高度化特別対策事業として、地域の特性を活かした食品産業の事業展開を促進し、新製品の開発等を行うため、平成16年度に大阪府下の伝統野菜である勝間南瓜(こつまなんきん)を原料とした「なにわの伝統野菜焼酎」を新たに製造するための回転型甑(こしき)等一式(以下、これらを「醸造機器」という。)の設置等を行うものである。
そして、同協議会では、本件事業を事業費6,861,000円で実施したとして、大阪府に実績報告書を提出し、これにより国庫補助金2,861,000円の交付を受けていた。
この補助事業について、実績報告書等により検査したところ、同協議会では、16年度に醸造機器の設置を行わず、事業を実施していなかったにもかかわらず、16年度に事業を実施し完了したとする虚偽の内容の実績報告書を同府に提出していた。
このような事態が生じていたのは、同協議会において、補助事業の適正な実施に対する認識が欠如していたこと、また、同府において、本件補助事業の完了の確認及び同協議会に対する指導監督が十分でなかったことによると認められる。
したがって、本件補助事業は、補助事業年度の16年度に実施されていなかったことから、補助の対象とは認められず、これに係る国庫補助金2,861,000円が不当と認められる。