ページトップ
  • 平成24年度 |
  • 第3章 個別の検査結果 |
  • 第1節 省庁別の検査結果 |
  • 第13 国土交通省 |
  • 不当事項 |
  • 補助金

補助事業の実施及び経理が不当と認められるもの


会計名及び科目
一般会計 (組織)国土交通本省 (項)海岸事業費 (項)国土調査費 (項)社会資本総合整備事業費(平成21年度は(項)都市再生・地域再生整備事業費、20、21両年度は(項)住宅対策事業費、18年度は(項)揮発油税等財源都市環境整備事業費、 (項)都市環境整備事業費、16年度は(項)住宅建設等事業費) (項)東日本大震災復旧・復興国土調査費(項)地域活力基盤整備事業費  (項)地域再生推進費  (項)地域自主戦略推進費  (項)沖縄開発事業費
社会資本整備事業特別会計(治水勘定)(項)河川整備事業費(項)沖縄総合流域防災事業費
部局等
国土交通本省、5地方整備局、9道府県
補助の根拠
海岸法(昭和31年法律第101号)、河川法(昭和39年法律第167号)、国土調査法(昭和26年法律第180号)等
補助事業者等
(事業主体)
府1、県10、市5、計16補助事業者等(県9、市5、計14事業主体)
間接補助事業者等
(事業主体)
市1、個人事業者1、計2間接補助事業者等
補助事業等
社会資本整備総合交付金事業、港整備交付金事業、地域自主戦略交付金事業等
事業費の合計
2,273,038,574円
上記に対する国庫補助金等交付額の合計
1,018,674,240円
不当と認める事業費の合計
875,788,679円
上記に対する不当と認める国庫補助金等相当額の合計
287,392,809円

1 補助金等の概要

国土交通省所管の補助事業は、地方公共団体等が事業主体となって実施するもので、同省は、この事業に要する経費について、直接又は間接に事業主体に対して補助金等を交付している。

2 検査の結果

本院は、合規性、経済性、有効性等の観点から、47都道府県、677市区町村等及び84団体において、実績報告書、設計図書等の書類によるなどして会計実地検査を行った。

その結果、9県、6市、1個人事業者、計16事業主体が実施した社会資本整備総合交付金事業、港整備交付金事業、地域自主戦略交付金事業等に係る国庫補助金等計287,392,809円が不当と認められる。

これを不当の態様別に示すと次のとおりである。

(1) 補助金の交付額の算定が適切でなかったもの

11件 不当と認める国庫補助金  78,812,901円

(2) 工事の設計が適切でなかったもの

3件 不当と認める国庫補助金  22,341,150円

(3) 補助の対象とならないもの

2件 不当と認める国庫補助金  20,793,465円

(4) 工事の設計及び施工が適切でなかったもの

1件 不当と認める国庫補助金 154,417,375円

(5) 補助の目的を達していなかったもの

1件 不当と認める国庫補助金  5,697,000円

(6) 補助の目的外に使用していたもの

1件 不当と認める国庫補助金  5,330,918円

また、不当の態様別・事業主体別に掲げると次のとおりである。

(1) 補助金の交付額の算定が適切でなかったもの

(2) 工事の設計が適切でなかったもの

(3) 補助の対象とならないもの

(4) 工事の設計及び施工が適切でなかったもの

(5) 補助の目的を達していなかったもの

(6) 補助の目的外に使用していたもの

  • 補助事業で取得した施設の一部を補助の目的外に使用していたもの[群馬県](409)