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  • 平成26年度|
  • 第3章 個別の検査結果|
  • 第1節 省庁別の検査結果|
  • 第7 厚生労働省|
  • 不当事項|
  • 補助金

補助事業の実施及び経理が不当と認められるもの


会計名及び科目
一般会計 (組織)厚生労働本省 (項)医療保険給付諸費
(項)高齢者等雇用安定・促進費
(項)保育所運営費
(項)子ども・子育て支援対策費(平成22年度は(項)地域子育て支援対策費、21年度以前は年金特別会計(児童手当勘定)(項)児童育成事業費)
(項)生活保護費
(項)障害保健福祉費
(項)介護保険制度運営推進費
(項)東日本大震災復旧・復興高齢者等雇用安定・促進費
労働保険特別会計(労災勘定) (項)独立行政法人労働者健康福祉機構施設整備費
(雇用勘定) (項)地域雇用機会創出等対策費
年金特別会計(子どものための金銭の給付勘定)
(項)児童育成事業費(平成24年度は(項)育成事業費、22年度及び23年度は年金特別会計(児童手当及び子ども手当勘定)(項)児童育成事業費、21年度以前は年金特別会計(児童手当勘定)(項)児童育成事業費)
東日本大震災復興特別会計 (項)社会保障等復興政策費
部局等
厚生労働本省、38都道府県
補助等の根拠
国民健康保険法(昭和33年法律第192号)、児童福祉法(昭和22年法律第164号)、次世代育成支援対策推進法(平成15年法律第120号)等、予算補助
補助事業者等
(事業主体等)
都、道、県18、市150、区12、町25、村2、独立行政法人1、計210補助事業者等(都、道、県10、市150、区12、町25、村2、独立行政法人1、計202事業主体等)
間接補助事業者等(事業主体)
市18、町1、計19間接補助事業者等
国庫補助金等
障害者自立支援給付費負担金、療養給付費負担金、財政調整交付金等
上記の国庫補助金等交付額の合計
1,055,558,264,561円
不当と認める国庫補助金等交付額の合計
3,084,296,499円

1 補助金等の概要

厚生労働省所管の補助事業は、地方公共団体等が事業主体又は保険者となって実施するもので、同省は、この事業に要する経費について、直接又は間接に事業主体等に対して補助金等を交付している。

2 検査の結果

本院は、合規性等の観点から、国庫補助金等の交付額の算定が適切に行われているかなどに着眼して、46都道府県、1155市区町村、4一部事務組合、9広域連合及び1独立行政法人において、実績報告書等の書類によるなどして会計実地検査を行った。

その結果、12都道県、204市区町村、1独立行政法人、計217事業主体等(うち4事業主体等が補助事業者等と間接補助事業者の両方に該当する。)が障害者自立支援給付費負担金、療養給付費負担金、財政調整交付金等を受けて実施した事業等において、補助金等が過大に交付されているなどしていて、これらに係る国庫補助金3,084,296,499円が不当と認められる。

これを補助金等別に掲げると次のとおりである。