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  • 令和3年度|
  • 第3章 個別の検査結果|
  • 第1節 省庁別の検査結果|
  • 第11 国土交通省|
  • 不当事項|
  • 補助金

補助事業の実施及び経理が不当と認められるもの


会計名及び科目
一般会計 (組織)国土交通本省
(項)沖縄振興交付金事業推進費
(項)住宅対策諸費
(項)河川整備事業費
(項)港湾事業費
(項)社会資本総合整備事業費
(項)河川等災害復旧事業費
東日本大震災復興特別会計 (組織)国土交通本省
(項)東日本大震災災害復旧等事業費
部局等
中国地方整備局、沖縄総合事務局、12県
補助等の根拠
沖縄振興特別措置法(平成14年法律第14号)、公共土木施設災害復旧事業費国庫負担法(昭和26年法律第97号)、公営住宅法(昭和26年法律第193号)等、予算補助
補助事業者等(事業主体)
県9、市6、計15補助事業者等
(県8、市6、計14事業主体)
間接補助事業者等(事業主体)
1一部事務組合
補助事業等
河川等災害復旧事業、防災・安全交付金事業、社会資本整備総合交付金事業等
事業費の合計
4,140,292,315円
上記に対する国庫補助金等交付額の合計
1,343,196,376円
不当と認める事業費の合計
735,359,681円
上記に対する不当と認める国庫補助金等相当額の合計
411,905,101円

1 補助金等の概要

国土交通省所管の補助事業等は、地方公共団体等が事業主体となって実施するもので、同省は、この事業に要する経費について、直接又は間接に事業主体に対して補助金等を交付している。

2 検査の結果

本院は、合規性、経済性等の観点から、44都道府県、674市区町村、3一部事務組合、4独立行政法人及び24団体において、実績報告書、設計図書等の書類によるなどして会計実地検査を行った。このほか、一部の地方公共団体等について、資料の提出を求めてその内容を確認するなどして検査した。

その結果、8県、6市、1一部事務組合、計15事業主体が実施した、河川等災害復旧事業、防災・安全交付金事業、社会資本整備総合交付金事業等に係る国庫補助金411,905,101円が不当と認められる。

これを不当の態様別に示すと次のとおりである。

(1) 工事の設計が適切でなかったもの

9件 不当と認める国庫補助金 123,786,147円

(2) 補助金の交付額の算定が適切でなかったもの

7件 不当と認める国庫補助金 280,399,462円

(3) 工事費の積算が過大となっていたもの

2件 不当と認める国庫補助金 5,027,474円

(4) 工事の設計及び施工が適切でなかったもの

1件 不当と認める国庫補助金 2,692,018円

また、不当の態様別・事業主体別に掲げると次のとおりである。

(1) 工事の設計が適切でなかったもの

(2) 補助金の交付額の算定が適切でなかったもの

(3) 工事費の積算が過大となっていたもの

(4) 工事の設計及び施工が適切でなかったもの