国土交通省所管の補助事業は、地方公共団体等が事業主体となって実施するもので、同省は、この事業に要する経費について、直接又は間接に事業主体に対して補助金等を交付している。
本院は、合規性、経済性、有効性等の観点から、47都道府県、808市区町村等、2独立行政法人、75団体において、実績報告書、設計図書等の書類によるなどして会計実地検査を行った。
その結果、6都県、22市町村、12団体、計40事業主体が実施した社会資本整備総合交付金事業、防災・安全交付金事業、耐震対策緊急促進事業等に係る国庫補助金等564,315,767円が不当と認められる。
これを不当の態様別に示すと次のとおりである。
18件 不当と認める国庫補助金 223,338,961円
11件 不当と認める国庫補助金 16,625,000円
5件 不当と認める国庫補助金 148,564,229円
4件 不当と認める国庫補助金 75,282,000円
2件 不当と認める国庫補助金 54,582,720円
1件 不当と認める国庫補助金 27,273,857円
1件 不当と認める国庫補助金 12,022,500円
1件 不当と認める国庫補助金 6,626,500円
また、不当の態様別・事業主体別に掲げると次のとおりである。