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  • 平成27年度|
  • 第1章 検査の概要

第2節 検査結果の大要


第1 事項等別の検査結果

2 第3章の「個別の検査結果」の概要

第3章の「個別の検査結果」に掲記した事項等のうち、不当事項、意見を表示し又は処置を要求した事項及び本院の指摘に基づき当局において改善の処置を講じた事項について、省庁等別にその件数、金額を示すと表2のとおりである。

表2 省庁等別事項別検査結果の概要

事項
省庁又は団体名
不当事項 意見を表示し又は処置を要求した事項 本院の指摘に基づき当局において改善の処置を講じた事項
注(2)H2-CHU2 注(2)H2-CHU2 注(2)H2-CHU2
国会
(国立国会図書館)
  条(注(1)H2-CHU1)件      
        1 9億3173万円 1 9億3173万円
内閣
(内閣官房)
    [34] 1 3468万円     1 3468万円
内閣府
(内閣府本府)
3 2445万円 [34] 2 69億4431万円     5 69億6876万円
内閣府
(警察庁)
1 1億3521万円     注(7)H2-CHU7
1
3億6785万円
(10億5260万円)
注(7)H2-CHU7
2
5億0306万円
(10億5260万円)
内閣府
(金融庁)
    [36] 1 1兆0964億円     1 1兆0964億円
総務省 11 1億6583万円 [36] 1 1億1652万円     12 2億8235万円
法務省 2 1億6075万円     1 2839万円 3 1億8914万円
外務省 1 1582万円 注(3)H2-CHU3注(7)H2-CHU7
[36] 1
注(3)H2-CHU3
511万円
(321億3340万円)
    注(3)H2-CHU3
注(7)
2
注(3)H2-CHU3
2093万円
(321億3340万円)
財務省 1 2億7647万円         1 2億7647万円
文部科学省 24 3億3277万円 [34] 1 4億3633万円        
注(7)H2-CHU7
[34]・[36] 1
2億0788万円
(144億1774万円)
注(7)H2-CHU7
2
5億6483万円
(338億2369万円)
注(7)H2-CHU7
29
注(6)H2-CHU6
27億5716万円
(144億1774万円)
(338億2369万円)
[36] 1 12億2037万円        
厚生労働省 177 48億2755万円 [34] 1 1538万円        
        注(4)H2-CHU4
注(7)
185
注(4)H2-CHU4注(6)H2-CHU6
337億7752万円
(58億3571万円)
(41億2710万円)
注(7)H2-CHU7
[34]・[36] 1
5億2854万円
(58億3571万円)
注(4)H2-CHU4
2
注(4)H2-CHU4
11億2106万円
[36] 4 273億7695万円
(41億2710万円)
   
農林水産省     [34] 3 4億1550万円       注(6)H2-CHU6
213億6340万円
(177億5877万円)
(12億2466万円)
(17億8215万円)
(62億2807万円)
(5265億8420万円)
注(5)H2-CHU5
28
注(5)H2-CHU5
3億7053万円
    注(7)H2-CHU7
4
178億9608万円
(62億2807万円)
(5265億8420万円)
注(7)H2-CHU7
40
注(7)H2-CHU7
[36] 5
27億0315万円
(177億5877万円)
(12億2466万円)
(17億8215万円)
経済産業省 11 2億1245万円     1 9279万円 12 3億0524万円
国土交通省 46 89億7634万円 注(7)H2-CHU7
[34] 3
99億0657万円
(11億2550万円)
    注(7)H2-CHU7
61
注(6)H2-CHU6
266億5839万円
(11億2550万円)
(69億1496万円)
(781億9360万円)
(68億6552万円)
(17億3145万円)
[36] 3 (69億1496万円)
(781億9360万円)
(68億6552万円)
9 81億0048万円
(17億3145万円)
環境省 6 9752万円 [34] 1 46億7224万円 2 11億0943万円 9 58億7919万円
防衛省 3 9743万円 [34] 1 76億0874万円 注(7)H2-CHU7
9
43億8883万円
(93億4372万円)
(1億1609万円)
(31億7103万円)
(1億1795万円)
注(7)H2-CHU7
13
注(6)H2-CHU6
120億9410万円 
(93億4372万円)
(1億1609万円)
(31億7103万円)
(1億1795万円)
日本私立学校振興・共済事業団 4 735万円 注(7)H2-CHU7
[36] 1
1億9813万円
(2億8308万円)
    注(7)H2-CHU7
5
2億0548万円
(2億8308万円)
東京地下鉄株式会社         1 9750万円 1 9750万円
東日本高速道路株式会社     [36] 1 (1192億3254万円) 注(7)H2-CHU7
2
2839万円
(3億6479万円)
注(7)H2-CHU7
3
2839万円
(1192億3254万円)
(3億6479万円)
中日本高速道路株式会社     [36] 1 (1932億6584万円) 注(7)H2-CHU7
2
7310万円
(5億7257万円)
注(7)H2-CHU7
3
7310万円
(1932億6584万円)
(5億7257万円)
西日本高速道路株式会社     [36] 1 (2213億6901万円) 注(7)H2-CHU7
1
1483万円
(9億9230万円)
注(7)H2-CHU7
2
1483万円
(2213億6901万円)
(9億9230万円)
本州四国連絡高速道路株式会社     [36] 1 (30億1725万円)     1 (30億1725万円)
日本郵政株式会社     [34] 1 870万円     1 870万円
全国健康保険協会 1 1675万円         1 1675万円
日本年金機構 1 784万円     注(4)H2-CHU4
2
注(4)H2-CHU4
5529万円
注(4)H2-CHU4
3
注(4)H2-CHU4
6313万円
国立研究開発法人防災科学技術研究所         1 1091万円 1 1091万円
独立行政法人海技教育機構 1 250万円         1 250万円
独立行政法人農畜産業振興機構 2 2894万円     1 1758万円 3 注(6)H2-CHU6
4492万円
独立行政法人国際協力機構 1 260万円 注(3)H2-CHU3
[36] 2
注(3)H2-CHU3
(91億2513万円)
注(7)H2-CHU7
1
1496万円
(729億7777万円)
注(3)H2-CHU3
注(7)
4
注(3)H2-CHU3
1756万円
(91億2513万円)
(729億7777万円)
国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構         1 1042万円 1 1042万円
独立行政法人日本スポーツ振興センター 2 1329万円         2 1329万円
独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構         1 1457万円 1 1457万円
独立行政法人労働者健康福祉機構 1 3237万円         1 3237万円
独立行政法人都市再生機構 1 898万円         1 898万円
国立研究開発法人日本原子力研究開発機構     [36] 1 15億3969万円 1 13億2496万円 2 28億6465万円
独立行政法人地域医療機能推進機構         1 6億6635万円 1 6億6635万円
独立行政法人住宅金融支援機構         1 30億9329万円 1 30億9329万円
国立大学法人旭川医科大学 1 18億9183万円         1 18億9183万円
国立大学法人弘前大学 1 843万円         1 843万円
国立大学法人岩手大学 1 521万円         1 521万円
国立大学法人筑波大学 1 506万円         1 506万円
国立大学法人埼玉大学 1 677万円         1 677万円
国立大学法人金沢大学 1 332万円         1 332万円
国立大学法人浜松医科大学 1 416万円         1 416万円
国立大学法人三重大学 1 357万円         1 357万円
国立大学法人京都大学     注(7)H2-CHU7
[34] 1
4239万円
(2億2381万円)
    注(7)H2-CHU7
1
4239万円
(2億2381万円)
国立大学法人鳥取大学 1 1002万円         1 1002万円
国立大学法人島根大学 1 435万円         1 435万円
国立大学法人広島大学 1 4030万円         1 4030万円
国立大学法人佐賀大学 1 541万円         1 541万円
国立大学法人長崎大学 1 1025万円         1 1025万円
国立大学法人宮崎大学 1 351万円         1 351万円
国立大学法人北陸先端科学技術 1 1373万円         1 1373万円
大学共同利用機関法人情報・システム研究機構 1 388万円         1 388万円
首都高速道路株式会社     [36] 1 (362億0525万円)     1 (362億0525万円)
阪神高速道路株式会社     [36] 1 (197億1257万円) 注(7)H2-CHU7
1
1773万円
(8875万円)
注(7)H2-CHU7
2
1773万円
(197億1257万円)
(8875万円)
エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社         1 8億4903万円 1 8億4903万円
日本郵便株式会社     [34] 1 2億8071万円     1 2億8071万円
独立行政法人農業者年金基金 1 168万円         1 168万円
合計 345 178億3541万円 注(3)H2-CHU3
43
1兆1606億6189万円 注(4)H2-CHU4
49
408億9038万円 注(3)H2-CHU3
注(4)
437
注(6)H2-CHU6
1兆2189億4132万円
注(1)
「意見を表示し又は処置を要求した事項」の件数欄の[34]は会計検査院法第34条の規定によるもの、[36]は会計検査院法第36条の規定によるものを示している。
注(2)
( )内の金額は背景金額であり、個別の事案ごとにその捉え方が異なるため金額の合計はしていない。
注(3)
外務省の1件及び独立行政法人国際協力機構のうち1件は、外務省及び独立行政法人国際協力機構の両方に係る指摘であり、金額は外務省のみに計上している。また、件数の合計に当たっては、その重複分を控除している。
注(4)
厚生労働省及び日本年金機構のうち各1件は、厚生労働省及び日本年金機構の両方に係る指摘であり、金額は厚生労働省のみに計上している。また、件数の合計に当たっては、その重複分を控除している。
注(5)
農林水産省の「不当事項」には、「役務・補助金」と「補助金」の両方に掲記している事態が2件あり、件数及び金額の合計に当たっては、その重複分を控除している。
注(6)
「不当事項」と「意見を表示し又は処置を要求した事項」の両方で取り上げているもの(①雇用保険の失業等給付金に関するもの(2か所参照 リンク10202 20261)、②既存公共施設等の移設補償費に関するもの(3か所参照 リンク10331 20341 30343)、③公営住宅等整備事業等に関するもの(3か所参照 リンク10438 20455 30472)、④都市防災総合推進事業に関するもの(2か所参照 リンク10457 20467))と、「不当事項」と「本院の指摘に基づき当局において改善の処置を講じた事項」の両方で取り上げているもの(⑤文化芸術振興費補助金(文化遺産を活かした地域活性化事業)に関するもの(2か所参照 リンク10150 20177)、⑥既設橋りょうの耐震補強対策事業に関するもの(4か所参照 リンク10429 20432 30436 40498)、⑦下水道事業における函渠の設計に関するもの(2か所参照 リンク10441 20513)、⑧橋りょう等の補強等工事に用いる炭素繊維シートに関するもの(2か所参照 リンク10445 20503)、⑨酪農経営安定化支援ヘルパー事業に関するもの(2か所参照 リンク10669 20670))と、「本院の指摘に基づき当局において改善の処置を講じた事項」で重複して取り上げているもの(⑩味方識別機の調達に関するもの(2か所参照 リンク10577 20590))があり、それぞれその金額の重複分を控除しているので、各事項の金額を集計しても計欄の金額とは一致しない。
注(7)
「意見を表示し又は処置を要求した事項」及び「本院の指摘に基づき当局において改善の処置を講じた事項」には、指摘金額と背景金額の両方があるものが計17件ある。

以上の各事項計437件について、事項別に、その件名等を示すと次の(1)、(2)及び(3)のとおりである。

(1) 不当事項

計 345件 178億3541万余円

「不当事項」を収入、支出等の別に分類して、態様別に示すと、次のとおりである。なお、「不当事項」として掲記した事態については、会計検査院法第34条の規定により適宜の処置を要求し又は是正改善の処置を求めた事項に係る事態及び「本院の指摘に基づき当局において改善の処置を講じた事項」中会計経理に関し法令に違反し又は不当であると認める事態と併せて、同法第31条の規定等による懲戒処分の要求及び同法第32条の規定等による弁償責任の検定について検討を行うこととなる。

ア 収入に関するもの

計 6件 97億7107万余円

省庁又は団体名 予算経理 租税 保険料 物件
 
内閣府(警察庁) 1       1
財務省   1     1
厚生労働省     2   2
国土交通省 1       1
独立行政法人日本スポーツ振興センター       1 1
2 1 2 1 6
(ア) 予算経理

2件 85億2152万余円

(イ) 租税

1件 2億7647万余円

<租税の徴収が適正でなかったもの>

〇財務省

(ウ) 保険料

2件 9億6723万余円

<保険料の徴収が適正でなかったもの>

〇厚生労働省

(エ) 物件

1件 584万余円

<貸付料等の徴収が適正でなかったもの>

〇独立行政法人日本スポーツ振興センター

イ 支出に関するもの

計 336件 78億4799万余円(注)

省庁又は団体名 予算経理 工事 物件 役務 役務・補助金 保険給付 医療費 補助金 その他
 
内閣府(内閣府本府)               3   3
総務省     1         10   11
法務省     1             1
外務省       1           1
文部科学省       1       23   24
厚生労働省           4 1 168 2 175
農林水産省   1     2     25 2 (注)
28
経済産業省               11   11
国土交通省   2           43   45
環境省   1   1       4   6
防衛省   1               1
日本私立学校振興・共済事業団               4   4
全国健康保険協会           1       1
日本年金機構     1             1
独立行政法人海技教育機構     1             1
独立行政法人農畜産業振興機構               2   2
独立行政法人国際協力機構     1             1
独立行政法人日本スポーツ振興センター   1               1
独立行政法人労働者健康福祉機構 1                 1
独立行政法人都市再生機構                 1 1
国立大学法人旭川医科大学 1                 1
国立大学法人弘前大学 1                 1
国立大学法人岩手大学 1                 1
国立大学法人筑波大学 1                 1
国立大学法人埼玉大学 1                 1
国立大学法人金沢大学 1                 1
国立大学法人浜松医科大学 1                 1
国立大学法人三重大学 1                 1
国立大学法人鳥取大学 1                 1
国立大学法人島根大学 1                 1
国立大学法人広島大学 1                 1
国立大学法人佐賀大学 1                 1
国立大学法人長崎大学 1                 1
国立大学法人宮崎大学 1                 1
国立大学法人北陸先端科学技術大学院大学 1                 1
大学共同利用機関法人情報・システム研究機構 1                 1
独立行政法人農業者年金基金           1       1
17 6 5 3 2 6 1 293 5 (注)
336
(注)
農林水産省において、「役務・補助金」と「補助金」の両方に掲記している事態が2件あり、件数及び金額の合計に当たっては、その重複分を控除している。
(ア) 予算経理

17件 20億5226万余円

<会計経理が適正を欠いていたもの>

〇独立行政法人労働者健康福祉機構

〇国立大学法人旭川医科大学

〇国立大学法人弘前大学、国立大学法人岩手大学、国立大学法人筑波大学、国立大学法人埼玉大学、国立大学法人金沢大学、国立大学法人浜松医科大学、国立大学法人三重大学、国立大学法人鳥取大学、国立大学法人島根大学、国立大学法人広島大学、国立大学法人佐賀大学、国立大学法人長崎大学、国立大学法人宮崎大学、国立大学法人北陸先端科学技術大学院大学、大学共同利用機関法人情報・システム研究機構

(イ) 工事

6件 1億1309万余円

<設計が適切でなかったもの>

〇農林水産省

〇国土交通省

〇防衛省

〇独立行政法人日本スポーツ振興センター

<施工が適切でなかったもの>

〇環境省

(ウ) 物件

5件 5815万余円

<調達数量が適切でなかったもの>

〇総務省

〇法務省

<賃借料の支払が過大となっていたもの>

〇日本年金機構

<目的を達していない契約を行っていたもの>

〇独立行政法人国際協力機構

<契約の目的が達成されていなかったもの>

〇独立行政法人海技教育機構

(エ) 役務

3件 4310万余円

(オ) 役務・補助金

2件 1億8771万余円

(カ) 保険給付

6件 3億5723万余円

(キ) 医療費

1件 5億0754万余円

<医療費の支払が過大となっていたもの>

〇厚生労働省

(ク) 補助金

293件 46億2458万余円

(注)
「補助金」には補助金に係る事態のほか、交付金及び負担金に係る事態を含んでいる。

<補助事業の実施及び経理が不当なもの>

〇内閣府(内閣府本府)

〇総務省

〇文部科学省

〇厚生労働省

〇農林水産省

〇経済産業省

〇国土交通省

〇環境省

〇日本私立学校振興・共済事業団

〇独立行政法人農畜産業振興機構

(ケ) その他

5件 4720万余円

ウ 収入支出以外に関するもの

計 3件 2億1634万余円

省庁名 物件 不正行為
 
法務省 1   1
防衛省 1 1 2
2 1 3
(ア) 物件

2件 2億1285万余円

(イ) 不正行為

1件 349万余円

<物品が領得されたもの>

〇防衛省

(2) 意見を表示し又は処置を要求した事項

計 43件

ア 会計検査院法第34条の規定によるもの

16件

(ア) 適宜の処置を要求したもの

1件

(イ) 適宜の処置を要求し及び是正改善の処置を求めたもの

9件

〇内閣(内閣官房)、内閣府(内閣府本府)

  • 物品管理簿等を重要物品の現況を反映した正確なものとするとともに、物品の亡失の報告を直ちに行うよう適宜の処置を要求し、組織の新設・統廃合等に伴う物品の管理等が適切に行われ、物品の異動が物品管理簿等に適切に記録されるよう是正改善の処置を求めたもの

(2件 指摘金額 内閣(内閣官房) 3468万円 
内閣府(内閣府本府) 69億3522万円)

(2か所記載 リンク10060 20066

〇文部科学省

〇厚生労働省

〇農林水産省

〇国土交通省

〇環境省

〇防衛省

(ウ) 是正改善の処置を求めたもの

6件

〇農林水産省

〇国土交通省

〇日本郵政株式会社、日本郵便株式会社

(2件 指摘金額 日本郵政株式会社 870万円 
日本郵便株式会社 2億8071万円

〇国立大学法人京都大学

イ 会計検査院法第34条及び同法第36条の規定によるもの

2件

会計検査院法第34条の規定により是正改善の処置を求め及び同法第36条の規定により意見を表示したもの

2件

ウ 会計検査院法第36条の規定によるもの

25件

(ア) 意見を表示したもの

11件

〇内閣府(金融庁)

〇外務省及び独立行政法人国際協力機構

  • 政府開発援助の実施に当たり、事業実施後、整備した施設の需要が低下して使用を停止するなどした際に、事業目的に沿って有効活用されるよう事業実施機関に適切な働きかけを行うなどして、援助の効果が十分に発現するよう意見を表示したもの(1件 指摘金額 511万円 背景金額 321億3340万円)

(2か所記載 リンク10123 20684

〇文部科学省

〇厚生労働省

〇農林水産省

〇国土交通省

〇日本私立学校振興・共済事業団

〇独立行政法人国際協力機構

(イ) 改善の処置を要求したもの

14件

〇総務省

〇厚生労働省

〇農林水産省

〇東日本高速道路株式会社、中日本高速道路株式会社、西日本高速道路株式会社、本州四国連絡高速道路株式会社、首都高速道路株式会社、阪神高速道路株式会社

(6件 背景金額 東日本高速道路株式会社 1192億3254万円 
中日本高速道路株式会社 1932億6584万円 
西日本高速道路株式会社 2213億6901万円 
本州四国連絡高速道路株式会社 30億1725万円 
首都高速道路株式会社 362億0525万円 
阪神高速道路株式会社 197億1257万円)

〇国立研究開発法人日本原子力研究開発機構

(3) 本院の指摘に基づき当局において改善の処置を講じた事項

計49件

〇国会(国立国会図書館)

〇内閣府(警察庁)

〇法務省

〇文部科学省

〇厚生労働省

〇厚生労働省及び日本年金機構

  • 年金給付の過誤払等に係る返納金債権について、厚生労働省において日本年金機構に対して返納金債権の保全等を適切に行うことなどを指導し、日本年金機構において事務処理の手順書を作成するなどして、債権管理を適切に行うよう改善させたもの(1件 指摘金額 10億7483万円)

(2か所記載 リンク10297 20655

〇農林水産省

〇経済産業省

〇国土交通省

〇環境省

〇防衛省

〇東京地下鉄株式会社

〇東日本高速道路株式会社、中日本高速道路株式会社

(2件 指摘金額 東日本高速道路株式会社 1742万円 
中日本高速道路株式会社 4513万円)

〇東日本高速道路株式会社、中日本高速道路株式会社、西日本高速道路株式会社、阪神高速道路株式会社

(4件 指摘金額 東日本高速道路株式会社 1097万円 
中日本高速道路株式会社 2797万円 
西日本高速道路株式会社 1483万円 
阪神高速道路株式会社 1773万円 
背景金額 東日本高速道路株式会社 3億6479万円 
中日本高速道路株式会社 5億7257万円 
西日本高速道路株式会社 9億9230万円 
阪神高速道路株式会社 8875万円)

〇日本年金機構

〇国立研究開発法人防災科学技術研究所、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構

(2件 指摘金額 国立研究開発法人防災科学技術研究所 1091万円 
国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 1042万円)

〇独立行政法人農畜産業振興機構

〇独立行政法人国際協力機構

〇独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構

〇国立研究開発法人日本原子力研究開発機構

〇独立行政法人地域医療機能推進機構

〇独立行政法人住宅金融支援機構

〇エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社

(4) 意見を表示し又は処置を要求した事項の結果

本院が意見を表示し又は処置を要求したもののうち、平成26年度決算検査報告を作成するまでに当局において処置が完了していなかったものは、82件あり、その結果を掲記した。このうち、処置が完了したものが71件、処置が完了していないものが11件となっており、省庁等別にその概要を示すと表3のとおりである。

表3 意見を表示し又は処置を要求した事項の結果の概要

(単位:件)
省庁又は団体名 検査報告年度別処置未済件数 今年次に当局が講じた処置の状況
処置が完了したもの 処置が完了していないもの
総務省 平成23年度 1   1
26年度 3 3  
法務省 26年度 1 1  
外務省 26年度 注(2)
2
注(2)
2
 
文部科学省 26年度 1 1  
厚生労働省 25年度 注(3)
3
注(3)
1
2
26年度 注(4)
9
注(4)
8
1
農林水産省 23年度 1   1
26年度 3 3  
経済産業省 25年度 1 1  
26年度 2 1 1
国土交通省 24年度 1 1  
25年度 1   1
26年度 注(5)
8
注(5)
8
 
環境省 26年度 2 2  
防衛省 23年度 1   1
25年度 1 1  
26年度 7 7  
中間貯蔵・環境安全事業株式会社 26年度 1 1  
日本年金機構 25年度 注(3)
1
注(3)
1
 
26年度 注(4)
2
注(4)
1
1
新関西国際空港株式会社 26年度 1 1  
国立研究開発法人産業技術総合研究所 26年度 1 1  
独立行政法人国際協力機構 26年度 注(2)
1
注(2)
1
 
独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構 26年度 1 1  
独立行政法人国立病院機構 26年度 1   1
独立行政法人都市再生機構 25年度 1   1
26年度 1 1  
国立大学法人東北大学 25年度 1 1  
国立大学法人秋田大学 25年度 1 1  
国立大学法人山形大学 25年度 1 1  
国立大学法人筑波大学 25年度 1 1  
国立大学法人金沢大学 25年度 1 1  
国立大学法人山梨大学 25年度 1 1  
国立大学法人信州大学 25年度 1 1  
国立大学法人岐阜大学 25年度 1 1  
国立大学法人浜松医科大学 25年度 1 1  
国立大学法人三重大学 25年度 1 1  
国立大学法人滋賀医科大学 25年度 1 1  
国立大学法人京都大学 25年度 1 1  
国立大学法人神戸大学 25年度 1 1  
国立大学法人鳥取大学 25年度 1 1  
国立大学法人島根大学 25年度 1 1  
国立大学法人岡山大学 25年度 1 1  
国立大学法人山口大学 25年度 1 1  
国立大学法人徳島大学 25年度 1 1  
国立大学法人愛媛大学 25年度 1 1  
国立大学法人高知大学 25年度 1 1  
国立大学法人佐賀大学 25年度 1 1  
国立大学法人長崎大学 25年度 1 1  
国立大学法人大分大学 25年度 1 1  
国立大学法人富山大学 25年度 1 1  
大学共同利用機関法人自然科学研究機構 26年度 1 1  
一般財団法人民間都市開発推進機構 26年度 注(5)
1
注(5)
1
 
独立行政法人農業者年金基金 26年度 1 1  
23年度 3   3
24年度 1 1  
25年度 注(3)
31
注(3)
27
4
26年度 注(1)注(2)
注(4)注(5)
47
注(2)注(4)
注(5)
43
4
合計 注(1)注(2)
注(3)注(4)
注(5)
82
注(2)注(3)
注(4)注(5)
71
11
注(1)
平成26年度決算検査報告に掲記した意見を表示し処置を要求した事項は49件あったが、このうち2件については、平成27年次の検査実施期間(26年10月から27年9月まで)中に当局において処置が完了したことから、平成26年度決算検査報告にその結果を併せて掲記した。
注(2)
平成26年度決算検査報告の外務省及び独立行政法人国際協力機構の各1件は、外務省及び独立行政法人国際協力機構の両方に係る指摘についての結果であり、件数の合計に当たっては、その重複分を控除している。
注(3)
平成25年度決算検査報告の厚生労働省及び日本年金機構の各1件は、厚生労働省及び日本年金機構の両方に係る指摘についての結果であり、件数の合計に当たっては、その重複分を控除している。
注(4)
平成26年度決算検査報告の厚生労働省及び日本年金機構の各1件は、厚生労働省及び日本年金機構の両方に係る指摘についての結果であり、件数の合計に当たっては、その重複分を控除している。
注(5)
平成26年度決算検査報告の国土交通省及び一般財団法人民間都市開発推進機構の各1件は、国土交通省及び一般財団法人民間都市開発推進機構の両方に係る指摘についての結果であり、件数の合計に当たっては、その重複分を控除している。

上記のうち、処置が完了していない11件については、その処置状況について引き続き検査することとする。

(5) 不当事項に係る是正措置等の検査の結果

ア 検査報告に掲記した不当事項に係る是正措置の状況について

昭和21年度から平成26年度までの検査報告に掲記した不当事項に係る28年7月末現在の是正措置の状況について検査した結果、是正措置が未済となっているものが40省庁等における444件106億1536万余円あり、このうち金銭を返還させる是正措置を必要とするものが40省庁等における432件102億7570万余円ある。

イ 本院の指摘に基づき当局において改善の処置を講じた事項に係る処置の履行状況について

平成26年度決算検査報告において改善の処置の履行状況を継続して検査していくこととした本院の指摘に基づき当局において改善の処置を講じた事項79件のうち、今年次は履行状況の検査の対象となる会計経理等の実績がなかったことから検査を実施しなかったもの10件を除いた69件について改善の処置の履行状況を検査した結果、改善の処置が履行されていたものが44件、検査した範囲では改善の処置が履行されていたものが25件となっていた。